「藤本さきこの本喰族!! 死と隣り合わせでも、頭の中の自由は奪えない『アウシュヴィッツの図書係』アントニオ・G・イトゥルベ /連載第10回」

文芸・カルチャー

2019/10/13

 私にとって本は、食べて吸収し細胞にするもの。  食べることと同じくらいを作っていく。  食物が肉体のエネルギーを作るなら、書物は魂のエネルギーをつくる。  ひとつだけ違うことは、魂には「お腹いっぱい」という感覚がないこと。  お腹いっぱいにするために読むのではないのだ。  この連載「本喰族」では、読んだ本の中から頭... 続きを読む