本の「重要なポイント」を読み落とさないコツ /『インプット大全』⑥

ビジネス

2019/10/12

『学び効率が最大化する インプット大全』(樺沢紫苑/サンクチュアリ出版)

「せっかく読んだ本の内容が思い出せない…」そう悩む方々へ、限られた時間の読書を最大に活かすための具体的なノウハウを『学び効率が最大化する インプット大全』(樺沢紫苑/サンクチュアリ出版)から紹介!
忙しい人や読書は苦手という人にもオススメの方法とは――?

06 ニュートラルに読む

先入観を持たず「素直」でいることが大切

 何か情報をインプットする場合、ニュートラル(中立)にインプットしていくことが重要です。つまり、色めがねをかけてインプットしないということ。色めがねをかけると、偏った情報しか入ってこなくなります。

「ニュートラルにインプットする」の反対は「先入観を持ってインプットする」です。

 ニュートラルは、「素直」と言い換えてもいい。とりあえず、自分の先入観を外し、こだわりをなくし、真っ白な状態で。より好みせずに、情報をインプットしていく。そうすることで、自分にとって本当に必要な情報と出会うことができるのです。

 多くの人がそれをできないのは「確証バイアス」のせいです。仮説や信念を検証する際、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視、または集めようとしない傾向を、心理学では「確証バイアス」といいます。

 高齢者が「オレオレ詐欺」にだまされてしまうのも、「確証バイアス」が原因です。「自分はオレオレ詐欺にだまされない」という気持ちがあると、電話の会話の中で「おかしい」と思える些細な情報は無視するように働くからです。

 たとえば、「ベーシックインカム」について本を読んで学ぼうという場合、「ベーシックインカムを導入すると、怠けて働かない人が増えそうだから反対!」という立場で読んでしまうと、「ベーシックインカム」の欠点ばかりが目に入ってくるのです。偏ったインプットからは、間違った判断や考えしか生まれません。

 本を読み始める前は、自分の意見や判断は、いったん白紙にして、真っ白な状態で読み進めていくべきです。判断は本を読み終わってからすればいいのです。


【次回へ続く!】