イライラをス~ッと消し去る! 「鎮める呼吸」/仕事に効く! ポジティブため息③

ビジネス

2019/11/12

 人間は、1分間に約15回、1日に約2万回、1年に約730万回の呼吸をしています。 それだけに呼吸コンディションを低下させている人は、知らず知らずのうちにさまざまな不調や病気の因子を抱えるようになり、当然、仕事の効率性も低下させていくことになる――そう語るのは日本マイブレス協会代表理事、倉橋竜哉氏。 凹まないメンタルの極意は「ため息」にあり! 挑戦することが、どんどん楽しくなる呼吸法をお伝えします。

『仕事に効く! ポジティブため息』(倉橋竜哉/山と渓谷社)

怒りやイライラに操られない

鵜飼の縄でイライラをス~ッと消し去る

 イライラしているとき、呼吸は浅くなっています。そのメカニズムを利用し、呼吸を深くすることで、心が落ち着いてイライラを遠ざけることができます。そのために役立つ呼吸法が「鎮める呼吸」です。

 「鎮める呼吸」は、(本書90ページで紹介した水とコップのたとえでは、)「すべて水に流して」ゆるす方法にあてはまります。「上司に嫌味を言われた」「同僚から気になることを指摘された」など、イライラがたまることがあったら、できるだけ早いタイミングで、この「鎮める呼吸」を行ってください。

 病気の治療では「早期発見・早期治療」、事件を解決するには「初動捜査」が大切といいますが、イライラの炎を大きくしないためには早い段階での消火が重要です。

 「鎮める呼吸」には5つのステップがあり、各ステップのキーワードをまとめて「うかいのなわ(鵜飼の縄)」と呼んでいます。それぞれを見ていくと、「う」の上を向く、「か」の感じる、「い」の息をする、「な」の怒りの度合いを何%か計る、「わ」の頭の中で輪をくぐるように想像して感謝するという動作になります。

 このステップの一つひとつがイライラの軽減に役立ちます。順番通りに行うのが理想ですが、時間がない場合などは、どれか1ステップをやってみてもよいでしょう。

 私は講座などを通して、いろいろな呼吸法を紹介していますが、もっとも評判がよいのが、この呼吸法です。

 わかりやすいですし、すぐに効果を感じられるということもあるでしょう。でも、やはり、それだけ多くの人がイライラに悩まされているのだと私は思っています。

 あなたもイライラを感じたら、ぜひやってみてください。

鎮める呼吸1

鎮める呼吸2

<第4回に続く>