実の母の顔を、里奈は一生忘れることはない。『里奈の物語』⑧

文芸・カルチャー

2020/1/18

物置倉庫で育った姉妹(里奈と比奈)は、朝の訪れを待ちわびた。幾つもの暗闇を駆け抜けた先に、少女がみつけた希望とは―。ルポ『最貧困女子』著者が世に放つ、感涙の初小説。 『里奈の物語』(鈴木大介/文藝春秋) 「カランコロン」とスナック入り口ドアのカウベルが鳴ったのは、風雨がピークに達した午後7時頃のことだ。そろそろ夕方ま... 続きを読む