どんなに散らかっていてもまずは食器を洗うだけ! 家をキレイに保つための習慣/『どんなずぼらさんでも「これなら絶対! 」片づく技術 』⑦

暮らし

公開日:2020/3/6

今までの「片づけ本」では片づかなかった人、 家事が苦手で「どこから手をつけていいのか」途方に暮れている人…必見! 世界中の「ずぼらさん」を感動させたベストセラーが、ついに邦訳。「お皿を洗う」――たったそれだけの小さな習慣が人生を変え、 家事・片づけが絶望的に苦手なわたしを救った――。ずぼらあるあるが、ちょっとしたコツでスッキリ解消!

『どんなずぼらさんでも「これなら絶対! 」片づく技術 「たった1つの習慣」で人生が変わる』(ダナ・K・ホワイト:著、大浦千鶴子:訳/マガジンハウス)

目が覚めたら魔法が起きている

幻想

習慣になれば、そうじ機をかけるのだって無意識にできてしまう。

現実

無意識でそうじができるなんてありえない。なにも考えずに習慣はつくれない。

自分に言い訳をさせない方法

「脱ずぼらプロジェクト」の最初のころ、わたしは習慣にすべきことのリストを「つべこべ言わずにやるタスク」と名づけました。ああだこうだ言わずに、なにがあってもとにかく毎日やるべきこと。

 わたしは「言い訳を考えつくこと」に関しては誰よりも優秀で、「今はちょっとタイミングが悪いんじゃない?」とか「もっと散らかるまで待ったほうが、あとで一気にできるわけだし、かしこいよね?」とか、ありとあらゆる逃げ口上を思いついてしまうのです。

 しかし、毎日やることには検討の余地はありません。これは「日課」です。

 必須最低限でもとにかくこなせれば、意外にも、ある一定の数以上は「やるべきこと」を追加しなくてもいいことに気がつきました。

 どういうことかというと、小さなことでも毎日やっていると、それだけでわが家はびっくりするほどきれいになったのです。

 そこで、わたしがやってみて気がついた「いちばん影響力のあるタスク」をこの本では4つ選びました(パート7でまとめます)。ほんのささいなことですが、つべこべ言わずに、とにかく毎日続けると、やがてそれが自然になります。

 そもそもうちが人も招けないような事態におちいっていたのは、わたしが家事をサボる口実を見つけるのが得意だったからです。

「今は忙しすぎるから」「たったこれだけの汚れ物を洗うなんて、水のムダづかい」「ちょっとあとで、もっといいタイミングのときに」などなど、ほんの少しでも筋が通っていそうだったら、これ幸いとサボっていました。

 これに気づいたわたしは「あらためて決心する」というプロセスを排除しました。

 毎晩、「食器を洗うかどうか決めるのをやめた」のです。

 なぜかというと、もし皿を洗う前に、「決めるプロセス」を実行していたら、わたしの脳内はこんなふうに言い訳を考えついたと思います。

「たったこれだけの洗い物だと、今、食洗機に入れてもいっぱいにならないわ。明日まで待ったほうがいいよね。節水も大事だもん。今日はエコを第一に考えよう」

 バカバカしいと思いますか? でもめんどうくさい家事を回避するためなら、ずぼらさんの脳はどんな言い訳でもひねり出そうとします。

 一方で「洗うか洗わないか、あらためて決心しない」場合には、選択の余地はありません。洗い物の数がどうであろうと、食洗機のボタンを押してスタートさせるだけです。

やる気を加速するエンジン

 家のなかのあまりの散らかりように圧倒されているときに、よりにもよって食器を洗うだなんて「人をバカにするにもほどがある」と思うのもわかります。

「食器洗いなんて、どれだけの意味があるの? 毎日、何度でも家族はごはんを食べるし、食べるたびに食器を使うんだから。すぐに洗ったって、2時間かそこらでまた食器は汚れてしまう。さっさと家全体がきれいになる片づけの方法を教えてほしい」と。

 だけど、意味はあるんです。食器を洗うことは、この「家全体を変える」プロセスの第1ステップ。

 そして翌日また続けて洗うことができたら、そのときこそ、不思議なことが起きます。

 もし、あなたが「このアドバイスはくだらない」と思う理由が、いつも食器は洗っているからだとしたら、それはすごいこと! これは皮肉でもなんでもありません。

 だって、多くのずぼらさんが克服しなければならない最大の難所をもうクリアしているのですから。

「ほかにもやることがいっぱいあるし、洗いものをすることだけに時間をかけていられない!」という方もいるでしょうね。

 はい、ほかのことには全然手が回らなくなるのはわかっています。だからきっと、終わるころにはくたびれ果ててエネルギーのかけらも残っていないでしょう。そのうえ、夕食後には、シンクはまた汚れた食器でいっぱいになります。

 それでも、とにかく食器を洗いましょう。

 料理を始める前に洗いものをしなくてもいいということが、どんなに気持ちいいことか体感してください。

 昨夜の汚れた皿を脇にどかさなくていいのです。包丁だって使う前に洗わなくていいし、まな板の上にも十分なスペースがあります。

 まるで料理研究家の、ピカピカのキッチンにいるような気分。

 でも、本当に不思議なことは夕食後に起きます。

 食器をまた洗いましょう。すると、ちょっとコツがつかめてきます。そう、1回の食事で出た汚れものを洗うのにどれくらいの時間がかかるか、パッと見ただけでわかってしまうんです。

 本当に本当の魔法が起きるのはそれからです。翌日の朝、目を覚ましてキッチンに足を踏み入れたとき、出迎えてくれるのはきれいに片づいたカウンター。そこにあるはずの汚れた皿の山がありません。

 そうです。朝から食器洗いをしなくてもいい! そしておそらく「だったら、なにかほかのことをしようかな?」と、なんだか久しぶりにやる気がわいてくるんですよ。

 1週間、毎晩食器を洗うことに慣れてきたら、もう1つタスクを追加しましょう。わたしのおすすめは、キッチンの床にワイパーをかけること。これもやはり、1日目と2日目以降とではまるっきり違ったものになります。

続きは本書でお楽しみください。

この記事で紹介した書籍ほか

どんなずぼらさんでも「これなら絶対! 」片づく技術 「たった1つの習慣」で人生が変わる

著:
翻訳:
出版社:
マガジンハウス
発売日:
ISBN:
9784838730780