突然の地震、身を守るのは「机の下/廊下」どっち?/「防災」のやってはいけない①

暮らし

公開日:2020/3/7

関東大震災のときには軽い揺れが約1分間続いた!


 地震が発生すると、揺れは震源から波のように伝わってくる。この地震波には小刻みな縦揺れのP波(初期微動)と、激しい横揺れのS波(主要動)の2種類があり、それぞれ伝わる速さが違う。

 P波が秒速約7kmなのに対して、S波は秒速約4km。このため、震源が離れている場合、まずP波が到達してカタカタ揺れ、その後、若干のタイムラグがあってS波が伝わり、激しくユサユサ揺れることになる。

 関東大震災のとき、東京は震源の相模湾から100km近く離れていたので、初期微動が1分間ほど続いた。このたいした揺れではないとき、多くの人が屋外に脱出していれば、被害の様相は大きく変わったに違いない。弱めの揺れであっても、あとで強い揺れが来るかも……と考えて、安全な場所に避難するようにしよう。


【次回に続く!】