【宇垣美里・愛しのショコラ】ボンボンショコラで未来を占う/第4回

小説・エッセイ

2020/5/1

 ああ、疲れた。今日はことごとくついてなかった。 「お茶淹れてもらってもいい?」  自分の飲み物くらい自分で淹れろ。いつから水回りが私の仕事になったんだ。令和だぞ。私が眉間にしわ寄せて必死に貴方の雑な数字の尻ぬぐいしてるの見て分かりませんか。頼むならせめて目をみて頼め。 「女の子には少し難しいかな?」  ご存じですか... 続きを読む