人の恨みは良い運気をもかき消してしまう。恋愛は自由だけれど略奪は覚悟の上で/占いで強運をつかむ⑧

暮らし

2020/7/13

占いで強運をつかむ

著:
出版社:
マガジンハウス
発売日:

「ハケンの品格」など大ヒットドラマを数多く手がける人気脚本家・中園ミホさん。人生は全部占いで決めてきたという著者が語る「占いを人生に生かす秘訣」をご紹介します。しあわせになりたいあなたの背中をそっと押してくれるはず。

『占いで強運をつかむ』(中園ミホ/マガジンハウス)

恋愛は自由。略奪もありだけど、覚悟の上で

 わたしは不倫ドラマを多く書いてきましたし、占い師の頃は数えきれないほど不倫の相談にも乗ってきました。

 だからというわけではないですが、出会いは自由なのだし、心変わりは誰にでも起こるもの。人の彼氏を好きになったりするのも仕方ないことだと思います。

 しかし、恨みをかうような形で奪ってしまってはいけません。

 なぜなら、人の恨みほど恐ろしい感情はないからです。

 占い師のころ、なんどか通ってこられた女性の話です。

 悩みは深刻でした。職場の人間関係がこじれて仕事は停滞。肉親も友人もなぜか彼女から遠ざかり、すべてが八方塞がり。ところが調べてみると、ものすごく良い運気の時期なのです。これはおかしい。

「ひょっとして、誰かから恨まれるようなことはありませんか?」と尋ねたら、彼女は急に泣き出してしまいました。不倫の恋をしていて、奥さんがなかなか別れてくれないというのです。

 妬みというのは相手の一方的な「うらやましい」という感情ですから、放っておけばいいこと。ところが、恨みはたがいの関係から生まれるもの。その奥さんはきっと一日中、彼女への悪い感情にとらわれているのでしょう。当然、その悪い気は彼女に飛んできます。なんとかそれを解消しないと、ものすごく良い運気がかき消されてしまうと思いました。

 時間を止められないように運の冷凍保存はできません。運を使いすぎると減るという人がいますが、それは嘘です。運はナマモノ。早く取り込んで栄養にしないと、たちまち変質して消えてしまう。

「ちょっとあなた、 こんなに良い運気なのにもったいないじゃないですか!」

 運気が良いのに、ろくなことがないという人は、たいがい誰かの恨みを買っているのです。

 彼女の場合、不倫相手の奥さんを嫉妬や怒りの感情から解き放ってあげられればいいのですが、なかなかそれもむずかしい。彼女が本来の運気を取り戻すために一番良いのは、彼をあきらめて奥さんのもとへ返すことですが、「彼と別れるなんて無理です。奥さんが彼と離婚してくれる方法を教えてください」と言うのです。

 さて、困りました……。わたしの占いの先生がこういう相談者に諭す言葉をそのまま伝えることにしました。

 略奪婚した人は、元奥さんにしてみたら「あなたさえいなければ」と思って当然です。恨みを受けつづけることを覚悟してください。そして、それは一生背負うことになります。

 もしできることがあるとすれば、あなたと彼が深く傷つけてしまった相手のしあわせを祈ること。別れた奥さんがしあわせになるように、毎日祈るのです。それしかないと思うし、その思いはいつか届きます。いつまでも未練がましく、いじわるしないでよ、なんて思わないこと。

 おたがいに悪いものを飛ばし合ってしまったら、向こうもこちらも、ろくなことはありません。裏切られた方もいつまでもその思いにとらわれていたら、運気は落ち続けます。あなたも奥さんも彼もです。

 相手の幸せを心から願うことできますか。そうでなければ、略奪なんかしないことです。

あきらめきれない恋の行方と期日

 ずっとひとりの相手を想いつづけて、ふられても、ずっとストーカーのようにつきまとってしまう人がいます。

 占いで見ると、かなう恋なのかどうかはわかります。

 かなう場合は「もうちょっとがんばりなさい」と励ましました。

 一方、忘れたほうがいい場合は、「今とにかく断ち切ってしまわないと、そのあとにものすごいいい出会いがあるのに、全部帳消しになってしまいますよ」とはっきりお伝えしていました。

 誰しも、かなわぬ恋に落ちてしまうと、もうつぎの出会いはない、と思いがちですが、そんなことはなくて、いくつになってもつぎの出会いは必ずあります。

 ほんとうは幸運期なのに、いつまでも終わった恋に踏ん切りがつかず、せっかくのいい出会いを逃してしまうなんて、もったいないと思います。

続きは本書でお楽しみください。

この記事で紹介した書籍ほか

占いで強運をつかむ

著:
出版社:
マガジンハウス
発売日:
ISBN:
9784838730896