誕生日前夜、自室にこもる代わりに外出する。家族にあらぬ心配を向けられないように…/住野よる『この気持ちもいつか忘れる』②
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平凡な日常に退屈し、周囲や家族とも適度な距離をとって生きるカヤ。16歳になった直後、深夜の人気のないバス停で、爪と目しか見えない少女と出会う。日常に訪れた「特別」に喜び、真夜中の邂逅を重ねるうち、カヤ…