個人ブランドを活かした「サラリーマン副業」のやり方/転職と副業のかけ算⑤

ビジネス

公開日:2020/10/5

年収240万円の地方のホームセンター店員からスタートし、今や本業と副業合わせて年収5000万円を稼ぐmotoさん。現在も、ベンチャー企業で営業部長をするかたわら、Twitterやnote、Voicyなどでの活動により、副業年収4000万円を達成しています。
そうした「生涯年収を最大化する生き方や考え方」がまとめられた1冊『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』(扶桑社)から、「はじめに」と副業をテーマにした「第4章」の一部を、全5回で試し読み連載します。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方
『転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方』(moto/扶桑社)

個人ブランドを活かした「サラリーマン副業」のやり方

「人が集まれば、そこにビジネスが生まれる」という言葉があるように、自分のところに人を集められれば、個人でお金を稼ぐことができるようになります。

 僕はTwitterでフォロワーを集めたうえで、自分が培った本業の知見を発信しています。具体的にその展開方法とやり方についてご説明します。

① 時間を切り売りする「労働集約型」にしない

 まず、大前提ですが、サラリーマンの副業は労働集約型にしてはいけません。

 僕は「サラリーマンができる副業」には、大きく4つのパターンがあると思っています。1つ目が「コンテンツ配信」、2つ目が「転売」、3つ目が「イベント」、4つ目が「投資」です。どれも、すぐに始めることができます。

 僕は、サラリーマンの副業において大切なことは「リスクが少ないこと」と「負荷が小さいこと」だと考えています。副業で大きなリスクを背負ったり、働きすぎて本業に支障をきたしてしまっては本末転倒です。できるだけ個人の持ち出しが少なく、手軽に始められる副業がいいのです。

 この4つのなかで最もリスクが少なく、負荷が小さいもの、かつTwitterの個人ブランディングと相性がいいのは、ブログなどの「コンテンツ配信」です。

 第1章でもお伝えしましたが、僕は中高生時代に転売をやっていました。転売は相場を調査したり、落札、梱包、配送など手間がかかります。そのため、サラリーマンがやるには効率が悪い。作業を外注する手もありますが、それだと初期投資が必要です。

 サラリーマンの副業は、使える時間とお金が限られます。そのため、自分が手を動かさなくてもお金を稼げる仕組みをつくることが必要です。

 副業を労働集約型にして時間の切り売りをしていると、大きな金額を稼げません。副業はなるべく自分が手を動かさなくても「お金が入ってくる状態」にすることが理想です。

 その点、ブログなどのコンテンツ配信はとても効率的に運用できます。

 また、Twitterでのブランディングができれば、ブログへのアクセスも集めやすくなるため、手間がかからないという点でもおすすめです。

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

② 本業や過去経験をお金に換える

 僕の経験上、サラリーマンがブログやコンテンツ配信でお金を稼ぐには、「本業で自分が苦労して得た知見」を発信するのが近道です。

 副業の場合、本業と違い企業の看板がないため、「自分」を資本にするしかありません。自分しか資本がない状態で利用できるものは「自分の持つ知識」や「自分が経験して得た知見」、そして「自分の時間とお金」です。

 ただし、サラリーマンの場合、「自分の時間とお金」はそう多くないはずです。

続きは本書でお楽しみください。