「つれづれなるままに…」吉田兼好が随筆を書いていると、突然ねこが…! 「徒然草とねこ」/にゃんと! ねこむかしばなし⑧

マンガ

公開日:2021/7/16

にゃんと! ねこむかしばなし

元となったむかしばなし
徒然草

徒然草は吉田兼好が書いたとされる随筆です。
清少納言の『枕草子』や鴨長明の『方丈記』と並び、日本三大随筆の一つと評価されています。随筆というのは自身の経験や考えから思いついたことを書き記したものを指しますので、今で言うところのエッセイかもしれません。
また、著者自身も徒然草の冒頭にて教科書などにも載っている有名な書き出し「つれづれなるままに、日暮らし、硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」、意訳しますと「暇であることを活用し、一日中、硯を擦りながら心に浮かんだことをなんとなく書き記していけば、ふつふつと活力がうまれてきた」と書いています。

にゃんと! ねこむかしばなし

元となったむかしばなし
時そば

日本の江戸時代のお話。あるところに屋台のそば屋がありました。だいたい9時を回ったころ、そこに一人の男が来店します。
男がお勘定を始めました。合計16文の支払いでしたが、男が言うには細かいお金しか持ち合わせていないので間違えないように一緒に数えてほしいというのです。
男が数えます。「1つ、2つ…、7つ、8つ、そういえば今何時だい?」「はい、9つです」「10、11、12…」。こうして男は1文ごまかすことに成功しました。
それを見ていた別の男が自分もそれを試したいと意気込みます。別の日、だいたい4時を回ったころ、その男はまったく同じことを店主に行います。「1つ、2つ…、7つ、8つ、そういえば今何時だい?」「はい、4つです」「そうかそうか。5つ、6つ、7つ…」。

<第9回に続く>

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