シンプルな3つの方法で解決! 苦手なアイカラーもコツを知ればもっと自由に楽しめる/似合わせ力を磨く100のレッスン

健康・美容

公開日:2021/10/4

 「イエベだけどブルべのコスメも使いたい!」「赤リップを使いたいけど自分に合うものが見つからない…」「一重でも奥二重でもアイシャドウを楽しみたい!」他人から見たら小さなことでも、自分にとっては大きく感じることもあるメイクの悩み。

メイク&カラーコンサルタントのあやんぬさんが、タイプ別顔型診断や、パーソナルカラーにあった色彩心理を活用したテクニックを紹介します。マスク時代のカラーメイク術のほか、スキンケアやベースメイクの基本もおさえたトータル美容本です。

苦手カラーを似合わせるコツ!

※本作品はあやんぬ著の書籍『メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン』からから一部抜粋・編集しました

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン
『メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン』(あやんぬ/KADOKAWA)

もっと自由に多彩なカラーを楽しむには

苦手カラーを似合わせよう!

使ってはいけない色なんてありません。コツを知れば自由に楽しめますよ!

苦手だと感じる色、こうすればメイクに使えます

「自分のパーソナルカラーではない色をメイクに取り入れる方法」。これは私がこの本でお伝えしたい最大のテーマなのですが、実はとてもシンプルな3つのルールで解決できるんです。

 1つめのルールは、使う面積を狭くすること。基本的には、目元に使うのがおすすめです。マスカラやアイライナーなどで苦手な色を取り入れてみてください。目尻だけに部分使いしてみたり、アイラインに入れてみたりと、全体使いをしないことで、ほどよいアクセントに。アイシャドウで取り入れる場合は、苦手な色を締め色として使い、アイホールには似合う色をもってくると◎。

 2つめのルールは、薄くのせることです。薄付きにすることで苦手な色でも色そのものがはっきりと主張せず、自分の素肌がうっすらと見えるため色が肌に溶け込んで、馴染みやすくなります。毛足の長いブラシでふんわりとのせてみてください。

 3つめのルールは、自分のタイプに似合う〝色の傾向〟を知り、その傾向をもつ色を選ぶことです。例えば、自分は「明るい色」が得意だと思ったら、他のパーソナルカラーの色の中で「明るい色」を選ぶということです。

スプリングタイプが苦手カラーを似合わせるコツ
若々しい・明るいだけじゃない印象に

 スプリングタイプは、みずみずしさのあるツヤ肌がポイント。肌や髪・目が比較的明るく、黄みがかった色で肌がきれいに見えるのも特徴です。クリアなコーラルピンクやコーラルレッド系のカラーを使うと血色感が出ます。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

スプリングタイプにサマータイプのカラーを似合わせるには?

 スプリングタイプとサマータイプの、似合う色の共通点は「明るさ」。ぱっと見た瞬間明るさを感じる色を選ぶよう気を付けるとうまくいきます。アイメイクなどは、チップを使ったり、重ねすぎたりすると濃くなっていきがちなので、ふわっと優しくのせて明るさをキープするのがポイントです。

スプリングタイプにオータムタイプのカラーを似合わせるには?

 スプリングタイプとオータムタイプの共通点は「黄み」。オータムタイプは落ち着きのある濃いスモーキーな色が得意ですが、スプリングタイプにはそれがくすんでしまったり重たい印象となってしまったりすることも。そこで、黄みを感じる色を選びながら、くすみカラーは避け、リップは濃淡の調整がしやすい澄んだアイテムを薄くのせてみてください。もしくは、グロスタイプで軽さを出したりするのも◎です。

スプリングタイプにウィンタータイプのカラーを似合わせるには?

 スプリングタイプとウィンタータイプの共通点は、「鮮やかな色・澄んだ色」が得意だということ。そのため、それらの要素がある色を選ぶと◎。スプリングタイプらしく鮮やかさやツヤを意識しましょう。リップもクリアレッドなどの透明度の高いグロスにしてツヤを足したり、鮮やかなものを選んだりするとしっくり馴染みやすくなります。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

サマータイプが苦手カラーを似合わせるコツ
優しく上品なだけじゃない印象に

 サマータイプは、すりガラスのような、ふわりとしたマシュマロ肌の人が多く、やわらかなローズピンク系のカラーを使うと透明感が出ます。肌や髪・目が比較的明るく、目はソフトな黒or赤茶色。白目と黒目のコントラストがソフトなのも特徴です。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

サマータイプにスプリングタイプのカラーを似合わせるには?

 サマータイプとスプリングタイプの共通点は「明るさ」。スプリングタイプに似合うカラーの中の黄みが少なく明るい色ならうまく取り入れることができます。ただし黄みが強い色や、鮮やかな色は、サマータイプには浮いてしまうこともあるので気を付けてくださいね。

サマータイプにオータムタイプのカラーを似合わせるには?

 サマータイプとオータムタイプの共通点は「穏やかさ・くすみ」。パキッとした色ではなくやわらかなスモーキーカラーが似合うということです。優しい印象の色ですね。そのため、オータムタイプに似合う色の中から、黄みが強い色を避け、やわらかで明るめの色を選んで、濃くのせないように仕上げると◎。

サマータイプにウィンタータイプのカラーを似合わせるには?

 サマータイプとウィンタータイプの共通点は「青み」。青みがかった色をチョイスすれば、基本的には似合います。注意する点は、サマータイプはウィンタータイプよりも濃い色や鮮やかな色が苦手なのでふんわりのせないと悪目立ちしてしまうことも。特に、ウィンタータイプの得意なはっきり濃い色や鮮やかな色をリップにべったり塗ってしまうと、唇だけ浮いてしまうことも。リップにはぽんぽんと指で叩いて塗る程度にとどめるとバランスよく仕上がります。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

オータムタイプが苦手カラーを似合わせるコツ
大人・落ち着きがあるだけじゃない印象に

 オータムタイプは、さらりとしたマット肌の持ち主。深みのあるカラーを使うと顔に立体感が出て引き締まります。髪・目も焦げ茶や黒で、比較的濃い色なのが特徴。白目はやや黄みがかっている傾向が。

 黄みの強いテラコッタやオレンジも似合い、大粒のラメを使うと華やかに。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

オータムタイプにスプリングタイプのカラーを似合わせるには?

 オータムタイプとスプリングタイプの共通点は「黄み」。しかし、オータムタイプは濃い色(深い色)が似合うので、スプリングタイプに似合う明るい色をのせると、顔が白浮きしてしまったりぼんやりしてしまったりと、魅力を生かしきれないこともあります。黄みを生かしつつ、ミルキーなカラーは避けて濃いめにしっかり色をのせて仕上げるのが◎です。

オータムタイプにサマータイプのカラーを似合わせるには?

 オータムタイプとサマータイプの共通点は「穏やかさ・くすみ」。ただし、サマータイプの色には青みが強いものもあるため、青みを強く感じるものを使うのは避けるのが◎。くすみカラーを選び、ふわっと優しく仕上げるのがおすすめ。青みが強い色を使いたい場合は、マスカラやアイラインに使いましょう。

オータムタイプにウィンタータイプのカラーを似合わせるには?

 オータムタイプとウィンタータイプの共通点は「濃い色」が得意なことです。でも、オータムタイプに青みがかった色を使うと、顔色が青ざめて見えがち。暗く重厚感のある色が得意なので、青みの強い色を避けつつダークな色でまとめれば、顔にほどよい立体感やメリハリが出ます。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

ウィンタータイプが苦手カラーを似合わせるコツ
華やか・クールなだけじゃない印象に

 ウィンタータイプは透明感のあるツヤ肌の持ち主が多く、はっきりとした濃い赤や青をはじめ、とにかく鮮やかな色が似合います。髪・目が茶や黒で、比較的濃い色なのが特徴。白目と黒目のコントラストもはっきりした人が多いです。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

ウィンタータイプにスプリングタイプのカラーを似合わせるには?

 ウィンタータイプとスプリングタイプの共通点は「鮮やかな色・澄んだ色」が得意なことです。それらの要素の入っている色を選びましょう。ベールをかけるようにふんわりと色をのせつつ、しっかりツヤをプラスしてあげるのがポイントです。

ウィンタータイプにサマータイプのカラーを似合わせるには?

 ウィンタータイプとサマータイプの共通点は、「青みのある色」が得意なことです。白っぽくなりそうなミルキーカラーを避け青みを感じる色を選び、濃くしっかり発色させると、ぼやけずにしっくりさせることができますよ。ウィンタータイプが得意な要素であるツヤも忘れずに。

ウィンタータイプにオータムタイプのカラーを似合わせるには?

 ウィンタータイプとオータムタイプの共通点は「濃い色」が似合うこと。どちらのタイプも暗く重厚感のある色が得意なので、ダークな色でまとめるとうまく馴染みます。黄みが強すぎるものを選ぶと肌が黄ばんでしまうことも。黄みが強いものを避けて選ぶのがちぐはぐにならないコツです。

メイクでもっときれいになれる最新美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン

<第5回に続く>

あわせて読みたい