やせるためには腸内環境が大事! ダイエットの鍵を握る「やせ腸」の特徴とは?/コクあま幸せダイエット

健康・美容

公開日:2022/3/13

太る・太らないの新基準に注目!
「食後血糖値」の急上昇を防ぐ

「コクあま幸せダイエット」のポイントとなる新しい糖質・フラクトオリゴ糖。それについて説明する前に、そもそも糖質を摂るとなぜ太るのかを見ていきましょう。

 食事で摂った糖質は、胃や腸の消化管で分解・吸収され、ブドウ糖として血液に流れ込みます。ブドウ糖が入ってくると、すい臓はインスリンというホルモンを分泌してブドウ糖を細胞に送り込み、そこでエネルギー源として消費されます。その結果、一時的に高くなったブドウ糖の濃度(血糖値)を元に戻してくれるのです。

 しかし、たくさんの糖質が体内に入り、血中に大量のブドウ糖が一気に流れ込むと、すい臓が「間に合わない!」と慌てて、インスリンを大量に放出します。すると、エネルギーに変えるのではなく、脂肪の合成を促進してしまい、余分な糖分を中性脂肪に変えてしまいます。これが、体内に蓄積されて、その結果、太ってしまうのです。

「これだと太るんじゃない?」と思わず口に出してしまいそうな欲望系ごはんでやせる! コクあま幸せダイエット

 さらにいえば、必要以上に血中のブドウ糖が吸収されるため、急上昇した血糖値が一気に降下。すると体がエネルギー不足だと勘違いして空腹感を覚え、また食べてしまうという悪循環にも陥るのです。

 血糖値が急激に上がって、急激に下がる。これを「血糖値スパイク」といい、ダイエットをする私たちの天敵となります。

 この天敵を打ち負かすためには、食後の血糖値の急上昇を防ぐことです。つまり、食後の血糖値が上がらない糖質=太りにくい糖質を摂ることなのです。

 そして、フラクトオリゴ糖は、糖質でありながら食後の血糖値が上がらないことが、実験によって証明されているのです。

やせやすいかどうかは腸内環境で決まる!
あなたは「やせ腸」? それとも「デブ腸」?

 食後の血糖値が上がらず、太りにくい糖質であるフラクトオリゴ糖を「コクあま幸せダイエット」で使用したのには、もうひとつ大きな理由があります。

 それが、やせやすい体になること。がんばってもなかなかやせないという経験をお持ちでクリニックにいらっしゃる方のほとんどが、やせにくい体になっています。

 やせやすい体かどうかを決める大きな要素が腸です。腸内がやせやすい「やせ腸」なのか、それともやせにくい「デブ腸」なのかがダイエットの成否を左右するのです。

 読み進める前に、32~33ページにあるチェックリストで、まず今の自分の腸がどのような状態なのかを確かめてみましょう。

「やせ腸」だった方はその状態をキープするために、そして「デブ腸」だった方は、「やせ腸」になるために、ぜひ「コクあま幸せダイエット」を試してみてください。

 では、「やせ腸」とはどういう腸のことをいうのでしょう。それは、腸内にある「やせ菌」が活発に活動している腸のことです。

 簡単に説明すると、腸内には3種類の菌たちがいます。腸内環境を整えるビフィズス菌などの善玉菌、腸に悪い影響を及ぼすウエルシュ菌などの悪玉菌、どちらでもなく優勢なほうに加勢する日和見菌の3種です。この中で「やせ菌」とは善玉菌のこと。そして日和見菌は、腸内に善玉菌が多く、元気に活動していると「やせ菌」になったり、悪玉菌が多いと逆に「デブ菌」になったりします。ですから、善玉菌を腸内で増やし元気に活動してもらうことが、「やせ腸」になるために大切です。

 ビフィズス菌や酪酸菌が「やせ菌」と呼ばれている理由は「短鎖脂肪酸」を作り出すから。「短鎖脂肪酸」とは、「やせ菌」たちが作る成分で、酢酸・酪酸・プロピオン酸などの種類があり、脂肪細胞の蓄積をストップさせたり、脂肪の燃焼を助けたり、ダイエットにうれしい活躍をしてくれます。つまり、「短鎖脂肪酸」が腸内で生成されることによって、やせやすい体になるのです。

 ですが、「短鎖脂肪酸」を生み出すには、善玉菌が豊富に入った、例えばヨーグルトなどの発酵食品を、ただたくさん食べるだけでいいというわけではないのです。

<第4回に続く>

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