江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍が働いた狼藉により両親を亡くす。以来弐吉は、家族を奪った武家への強い恨みを胸に持ちながら、札差・笠倉屋で小僧奉公している。札差の仕事をしてみると、傲慢で威張ってばかりいるようにしか見えなかった直参御家人のお金事情や、それぞれの家の問題点が見えてきた。「これは、おもしろい」と思った弐吉は、この稼業に一生をかけようと決意。その矢先、笠倉屋からの貸金がある札旦那が、辻斬りの嫌疑をかけられて御家断絶の危機に! そうなると札差としては、貸金が回収できなくなる。この件の「冤罪を晴らせ」と、主人から命じられた弐吉は札旦那の身辺を探り始める…。『成り上がり弐吉札差帖』は、知恵と根性を武器に、札差の世界でのし上がっていく若者の出世奮闘記です。
『成り上がり弐吉札差帖』(千野隆司/KADOKAWA)第3回【全3回】江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍が働いた狼藉により両親を亡くす。以来弐吉は、家族を奪っ…
文芸・カルチャー
2023/12/4
『成り上がり弐吉札差帖』(千野隆司/KADOKAWA)第1回【全3回】江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍が働いた狼藉により両親を亡くす。以来弐吉は、家族を奪っ…
文芸・カルチャー
2023/12/2
『成り上がり弐吉札差帖』(千野隆司/KADOKAWA)第2回【全3回】江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍が働いた狼藉により両親を亡くす。以来弐吉は、家族を奪っ…
文芸・カルチャー
2023/12/3
『成り上がり弐吉札差帖』(千野隆司/KADOKAWA)第3回【全3回】江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍が働いた狼藉により両親を亡くす。以来弐吉は、家族を奪っ…
文芸・カルチャー
2023/12/4
【著者プロフィール】
千野隆司(ちの たかし)
1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から「第二の藤沢周平」と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍商い帖」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた代表作。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。その他の著書に「新・入り婿侍商い帖」「朝比奈凜之助捕物暦」シリーズ、『髪結おれん 恋情びんだらい』『鉞ばばあと孫娘貸金始末』等がある。
1
2
3
4
5
人気記事をもっとみる
インタビュー・対談
「無視なんてされてないよ」父親からの質問に笑顔で返す娘。嘘をついている彼女に父親の反応は?【漫画家インタビュー】
レビュー
止まらないブルべマウントと自分語り! アイドル気分な友人は、ミスコン出場をきっかけに日常が一変する『ブルベな私が大優勝 勘違い女子大生の末路』【書評】
連載
診療所には体調を崩した子どもが。少女は人目を盗んで子どもを救う/花燭の白⑥
連載
妹の婚約披露パーティーで客同士のトラブル発生。割って入った少女のピンチに現れた人物とは/暴君のシンデレラ③
レビュー
「もう時間がない」と訴える妻と、「まだ」と言い続ける夫…子どもを持つか否かで反対の意見を持つ30代後半夫婦が選んだ道は?【書評】
レビュー
もしも園バスに置き去りにされてしまったら…子ども自ら命を守る「クラクション認知」を絵本でマスター! 絵は『パンどろぼう』柴田ケイコ【書評】
PR
レビュー
「姑の強いこだわりを和らげたい」「過去の失敗を思い出してしまう」悩みは“脳”がつくるもの?──脳科学で答える人生相談【書評】
レビュー
祭りに行きたくなる“夏”絵本! 「きんぎょすくい」の金魚たちがみずから店番したら…大胆な行動に、読者の子どもたちもビックリ【書評】
レビュー
「泥汚れはまず乾かす!」「食べこぼし汚れは固形石鹸で落とす」洗濯スキルが格段にアップする『ナチュラルおせんたく入門』【書籍】
インタビュー・対談
GENICの増子敦貴、ロンドンで見つけた新境地とは?「自分なんてまだまだ。もっと挑戦できるじゃんって」3rd写真集が重版出来!【インタビュー】