ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカル渋谷龍太。全国各地を駆け巡り、音楽で人の心をつかんでいく彼の日常とは…。ステージを降りた渋谷龍太の生活の中で生まれた心のさざ波をつづる、くすっと笑えてちょっぴり共感できるエッセイ。
私には刺青が入っている。生まれた時から入っているのだから仕方がない。 嘘です、好きで入れました。 社会は一昔前に比べたら、刺青に、そして刺青が入っている人…
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2025/3/27
なんかもはや毎年言っている気もするのだが、私は正月が好きではない。兼ねてから言っているのはあの牧歌的な雰囲気、三が日全ての日本人の目尻が下がりっぱなしになるあ…
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2024/1/27
怖い話ができる人が羨ましい。いや、なんか、そういう霊感的なもので困っている人がいたらとても失礼な発言かもしれないが、人に話せる類の珍しい体験は、割となんでも羨…
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2024/2/27
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2024/3/27
やめたくてもやめられないことが世の中にはたくさんある。ある人はアルコール、ある人はギャンブル。依存なんていう大袈裟な言葉もあるが、日常のなかで無目的に携帯電話…
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2024/4/27
まだ五月だというのに、夏のような日がいく日か続いた。毎年夏に決まって思い出すことなのだが、今年は少し早めに思い出してしまったので、夏の盛りに書こうと思っていた…
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2024/5/27
小さい頃からずっと映画が好きだったので、今でも移動する時や、寝る前に映画を観て過ごしていることが多い。ただ、旅の醍醐味が車や飛行機でなく徒歩にこそあるように、…
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2024/6/27
音楽活動を始めて早十九年経つ。すなわち今は二十年目の新人である。 これまでの活動を振り返ると決して順風満帆とは言い難いが、今のこの状況、そして環境を考えると、こ…
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2024/7/27
残暑なんて言葉を使える気配がないほどにまだまだ暑い日々が続き、このままずっと暑いままなのではないだろうか、なんてことまで考えてしまう。まだまだ夏真っ盛りの九月…
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2024/8/27
七月の末から八月の頭に掛けて、我々SUPER BEAVERは活動二十年目にして初めての夏休みを取った。初めての長期休み。私の2024年は今まで出来なかったことに挑戦する年…
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2024/9/27
空いた時間に一人で飲みに行くことがある。最初から最後まで一人ということは殆どないが、約束の前にそうすることが比較的多い。例に倣ってこの日も、私は馴染みの店に足…
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2024/10/27
なんだかんだいい歳になり、周りは結婚だなんだを通り過ぎ、子供の話なんかをしている。もちろんそれぞれの家にはそれぞれの苦労もあるようで、時には「いやア、参ったよ…
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2024/11/27
何が好きですか?と。かなり大枠な質問を受けた時に「食べ物の話ですか」とか「趣味の話ですか」とかを訊き返す前にとりあえず浮かんできてしまうものがある。おそらくそ…
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2024/12/27
私は音楽が好きです。いや、何言ってんだ冒頭から。しかしながらこれは、バンドマンの当たり前すぎる自己紹介にあらず、この言葉が持つ本質の話であったりする。ちなみ…
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2025/1/27
価値観なんてものが人の数だけあるのは至極当然ではあるが、その人にとっての地雷がどこにあるのかというのは案外わからないものである。 先日、アコースティック形態…
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2025/2/27
私には刺青が入っている。生まれた時から入っているのだから仕方がない。 嘘です、好きで入れました。 社会は一昔前に比べたら、刺青に、そして刺青が入っている人…
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2025/3/27
しぶや・りゅうた=1987年5月27日生まれ。
ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカル。2009年6月メジャーデビューするものの、2011年に活動の場をメジャーからインディーズへと移し、年間100本以上のライブを実施。2012年に自主レーベルI×L×P× RECORDSを立ち上げたのち、2013年にmurffin discs内のロックレーベル[NOiD]とタッグを組んでの活動をスタート。2018年4月には初の東京・日本武道館ワンマンライブを開催。結成15周年を迎えた2020年、Sony Music Recordsと約10年ぶりにメジャー再契約。「名前を呼ぶよ」が、人気コミックス原作の映画『東京リベンジャーズ』の主題歌に起用される。現在もライブハウス、ホール、アリーナ、フェスなど年間100本近いライブを行い、2022年10月から12月に自身最大規模となる4都市8公演のアリーナツアーも全公演ソールドアウト、約75,000人を動員した。さらに前作に続き、2023年4月21日公開の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』に、新曲「グラデーション」が、6月30日公開の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の主題歌に新曲「儚くない」が決定。同年7月に、自身最大キャパシティとなる富士急ハイランド・コニファーフォレストにてワンマンライブを2日間開催。9月からは「SUPER BEAVER 都会のラクダ TOUR 2023-2024 ~ 駱駝革命21 ~」をスタートさせ、2024年の同ツアーでは約6年ぶりとなる日本武道館公演を3日間発表し、4都市9公演のアリーナ公演を実施。2025年4月に結成20周年を迎え、SUPER BEAVER 自主企画「現場至上主義 2025」を4月5日、6日にさいたまスーパーアリーナで行い、さらに、6月20日、21日に自身最大規模となるZOZOマリンスタジアムにてライブを行うことが決定。
自身のバンドの軌跡を描いた小説「都会のラクダ」、この連載を書籍化したエッセイ集「吹けば飛ぶよな男だが」が発売中
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