「この人は善人」「あの人は悪人」と、私たちは無意識的に人間をカテゴライズしがちだ。そうして、自らが善人側に立っているという確信が持てた途端、徹底的に悪人側を叩…
文芸・カルチャー
2020/7/31
極寒の地を舞台にした熱い小説が話題となっている。『熱源』(川越宗一/文藝春秋)は、著者の書き下ろし長編の2作目にして第162回直木賞を受賞し、さらに今週発表される20…
文芸・カルチャー
2020/4/6
立派なあごひげ、「板垣死すとも自由は死せず」の名ゼリフ──板垣退助は、日本史の教科書に見る人物の中でも、とくに印象の強い政治家だ。しかし、教科書にある板垣につい…
文芸・カルチャー
2020/1/15
池波正太郎の『鬼平犯科帳』は、これまで幾度もドラマ化されてきた人気の歴史小説だ。その主人公・長谷川平蔵の足どりを、小説と古地図の中の江戸を重ねながら楽しむため…
暮らし
2018/1/23
闕所(けっしょ)とは、罪を犯した者から財産を没収することだ。江戸時代、財産の召し上げや取り上げた物の競売、それを売った代金の幕府への納付など、闕所に関する一連…
文芸・カルチャー
2017/9/6
1月上旬に発売された次世代のエンターテインメント時代小説『躍る六悪人』(竹内清人/ポプラ社)を、もう読んだだろうか?(未読の方は、こちらの記事も読んでみてほしい…
文芸・カルチャー
2017/3/11
剣豪・宮本武蔵の真の姿を、7人の敵側の視点から焦点を当てた『敵の名は、宮本武蔵』が、2017年2月25日(土)に発売された。 同書の著者・木下昌輝は、2014年にデビュー作…
文芸・カルチャー
2017/3/9
次世代の時代小説が誕生した瞬間を、目の当たりにした気分だった。映画脚本の俊才、竹内清人氏初のオリジナル小説『躍る六悪人』(ポプラ社)は、今までの時代小説の常識…
文芸・カルチャー
2017/1/18
「史実」という「点」でしかない事実をフィクションに落とし込み、一つの「線」として「物語」になっているのが時代小説だと思う。『梅もどき』(諸田玲子/KADOKAWA)は、…
文芸・カルチャー
2016/12/1
『維新の肖像』(安部龍太郎/潮出版社) 安部龍太郎さんが最初に直木賞候補となったのは1994年。そこから19年経った2013年に『等伯』で同賞を受賞。ベテランの栄誉はファ…
文芸・カルチャー
2015/4/6
冲方丁の歴史小説シリーズ第3弾となる『はなとゆめ』の電子書籍の配信が始まった。そこで、各電子書店では、第1弾、2弾にあたる『天地明察』と『光圀伝電子特別版』の上巻…
歴史小説
2013/11/13
物語の冒頭に、こんな博打の場面がある。伏せたお椀が4つに、小石がひとつ。お椀のどれかに小石が入っている。子は、どれに入っているかひとつを選ぶ。親は、小石の入って…
小説・エッセイ
2013/10/14
妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した話。夫でも止められない洗脳を解く難しさ
青いアザを持つ女子高生と人の顔がわからない教師の恋の行方は――!? “事情”を抱える者たちの葛藤に目が離せない最新巻!
のんが挿画を担当! 不思議な能力を持った少女が、アイドルを目指す。しかし、待ち受けていたのは凄惨なラストだった
特装版はニャンコ先生のかわいいフィギュア付き!『夏目友人帳』26巻に「最高に癒されます」と反響続出
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