『異常者』(笹沢左保/祥伝社) 今から17年前の2002年、ひとりの作家が天国へ旅立った。彼の名前は、笹沢左保。1961年に『人喰い』で日本探偵作家クラブ賞を受賞して以来…
文芸・カルチャー
2019/10/6
『生きるための図書館』(竹内哲/岩波書店) 図書館は私たちの憩いの場だ。子どもたちは学校で出された宿題を広げ、ときどき友達とクスクス忍び笑いをしながら好きな本を…
社会
2019/10/4
2019年4月某日 映画の試写会にお呼ばれして六本木に来た。六本木という街はどうも落ち着かない。建物すべてが大きくて、それもただ大きいだけではなくて、大きさを競うよ…
文芸・カルチャー
2019/9/30
『線は、僕を描く』(砥上裕將/講談社) この6月に『週刊少年マガジン』(講談社)での漫画連載もスタートした『線は、僕を描く』(講談社)は、現役の水墨画家でもある砥…
文芸・カルチャー
2019/9/28
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/9/23
『読破できない難解な本がわかる本』(富増章成/ダイヤモンド社) 教科書で書名だけは見覚えがあったり、自己啓発書などで引用されて、多く目にする機会のある「古典名著…
文芸・カルチャー
2019/9/21
2019年8月某日 大勢の人がいる飲み会を1時間で抜けて、スーパーで大量の総菜を買い込み、レンジで温めもしないままの冷えた筑前煮と唐揚げと餃子をバリバリ食べた。茶色い…
文芸・カルチャー
2019/9/17
『スベらない同盟』(にかいどう青/講談社) 自分の想いや意見を表明するには、多少なりとも勇気が必要だ。たとえば、友達に変な癖を直したほうがいいよと伝えるとき。た…
文芸・カルチャー
2019/9/12
『学び効率が最大化するインプット大全』(樺沢紫苑/サンクチュアリ出版) 昨年発売された『学びを結果に変えるアウトプット大全』(樺沢紫苑/サンクチュアリ出版)は、40…
ビジネス
2019/9/9
2019年7月某日 とある対談記事の取材をする前、私は美容室に来ていた。美容室といっても、頭を真っ赤に染めてもらうほうの美容室ではなくて、ヘアメイクのほう。対談の前…
文芸・カルチャー
2019/9/2
『線は、僕を描く』 (砥上裕將/講談社) 人生の岐路に立たされた時、人の心に「自分はいつか、ちゃんと“何か”になれるのだろうか」という、漠然とした不安が芽生える。そ…
文芸・カルチャー
2019/8/31
『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』(越尾圭/宝島社) 宝島社が主催する『このミステリーがすごい!』大賞はこれまで数々の人気作家を輩出してきたことでも有…
文芸・カルチャー
2019/8/25
2003年1月 最近、私は美容室に通っています。髪を切るためではなくて、メイクの練習台です。「1カ月後にブライダル用のヘアメイク・メイクコンテストが東京であって、その…
文芸・カルチャー
2019/8/19
『アタラクシア』(金原ひとみ/集英社) 人に恋愛相談を持ち掛けると、「結局は、自分がどうしたいかじゃない?」と答えを返されることが多いけれど、実際にそれをやり遂…
文芸・カルチャー
2019/8/14
『灼熱』(秋吉理香子/PHP研究所) たったひとりの人物との出会いが、人生を焼き尽くしてしまうようなことがある。心や頭に焼印のように刻み付けられた存在を、人はどう慈…
文芸・カルチャー
2019/8/12
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/8/12
『いつもそばには本があった。』 國分功一郎、互 盛央 装丁:奥定泰之 編集:互 盛央 編集:篠田里香 講談社900円 本書は僕が新聞連載していた「半歩遅れの読書術」に編集…
文芸・カルチャー
2019/8/11
『最後のページをめくるまで』(水生大海/双葉社) ラストにどんでん返しが起こる小説は、“どんでん返しがあること”が伏せられていればなおおもしろいものだ。しかし、挑…
文芸・カルチャー
2019/8/8
2016年7月某日 「私のことを好きじゃないのに、どうしてセックスのときだけ好きと言ったり言わせようとしたりするんだろう」 甘じょっぱいタレと紅ショウガの酸味が合わさ…
文芸・カルチャー
2019/8/5
会社を辞めて半年ほど経った2015年の秋だっただろうか。下北沢の気流舎という本屋で、ある一冊のマンガに出会った。そのマンガとは、道草晴子さんの『みちくさ日記』(リ…
文芸・カルチャー
2019/7/23
『刺繍小説』(神尾茉利/扶桑社) 本を読むと、心の中に“忘れられないワンシーン”が残る。読書は、想像力を掻き立ててくれる、最高の娯楽だ。『刺繍小説』(神尾茉利/扶桑…
文芸・カルチャー
2019/7/21
第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は7月17日(水)、東京・築地の新喜楽で開かれ、「芥川龍之介賞」は今村夏子の『むらさきのスカートの…
文芸・カルチャー
2019/7/17
2019年5月某日 最近、元気がない。上がったり下がったりを繰り返しながらも軒並み低空飛行で、墜落寸前のメンタルを好きなものを食べるという、ささやかな楽しみだけで何…
文芸・カルチャー
2019/7/1
2017年9月某日 空港泊をして、朝イチの便で九州は別府に来ている。 2015年の5月に新卒で入社した会社を退職して、かくかくしかじかで2015年の7月から1カ月ほど、全国から…
文芸・カルチャー
2019/6/17
『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を…
文芸・カルチャー
2019/6/17
『夢見る帝国図書館』(中島京子/文藝春秋) JR上野駅公園口から動物園や美術館が並ぶ上野恩賜公園を東京藝術大学方面に向かうと、レンガ造りの堅牢な建築物が視界に入る…
文芸・カルチャー
2019/6/16
「歌舞伎町のホストクラブは不良の全国大会のようだった。どうせ俺はホストだし、マイノリティな人間だと思っている。彼らは自ら逆差別しているんですよ」 そう語るのは『…
文芸・カルチャー
2019/6/7
日本で屈指の歓楽街、新宿歌舞伎町。ネオンが煌々と輝けば、男も女も熱気と共に街にあふれる。 舞台はホストクラブ。シャンパンタワーよろしく! ドンペリだって開けまし…
文芸・カルチャー
2019/6/6
『文豪ナンバーワン決定戦』(福田和也:監修/宝島社) 今、文豪たちはアニメやゲームのキャラクターになっている。ご本人たちは天国でさぞやびっくりしているだろう。し…
文芸・カルチャー
2019/5/19
一日の終わりは、潮風の香り。頬を優しく撫でる海風のように、長い夜を満たしてくれる――。そんなコンセプトのもと生まれたニッカウヰスキー「ブラックニッカ ディープブレ…
文芸・カルチャー
2019/5/17
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もしも、“ニンゲンの持ち方”を教えるモンスターの飼育員がいたら… SNSで大バズり『ニンゲンの飼い方』【著者インタビュー】
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