アナタの性格に合った「ダイエットレシピ」はどれ? 糖質オフやファスティング…健康的に痩せる食事法7選

暮らし

公開日:2020/7/11

 新型コロナウイルスの影響で、長期間にわたって続いている自粛生活。運動不足がたたり、「なんだか身体が重くなってきた…」という人も多いかもしれない。そこで、“健康的に痩せられる食事法”をわかりやすく教えてくれるダイエット本を一挙紹介。定番の「糖質オフ」の効果的なノウハウをはじめ、さまざまなダイエット法があるので、ぜひ自分の体質や性格に合ったダイエット法を見つけてチャレンジしてみよう。

流行のおからパウダーなら罪悪感なし! 我慢しない糖質オフダイエット

『おからパウダーで!ガマンしない糖質オフ』(工藤孝文/主婦の友社)

 糖質オフダイエットに挫折してしまう理由として多いのは、麺やパンなどの炭水化物を食べられないこと。そこで役に立つのが、おからを乾燥させた「おからパウダー」。小麦粉やパン粉の代わりにおからパウダーを使うと糖質量が激減するので、今まで我慢していた料理も“罪悪感なし”で楽しめる。
 
『おからパウダーで!ガマンしない糖質オフ』は、おからパウダーを効果的に取り入れる方法を紹介した1冊。主食やおかずはもちろん、ドーナツやクッキーなどのおやつにいたるまで、簡単に作れて毎日楽しめそうな「糖質オフレシピ」を多数紹介。とくに「おからヨーグルト」は毎日朝食時に食べ続けた人の内、半数が腹囲マイナス5cmを達成するほどの効果があったそう。
 
 NHK「あさイチ」などのメディア出演でも知られる著者・工藤孝文氏によると、おからパウダーは便秘解消や腸内環境の改善に役立つ上、満腹感を得られやすいのが特徴。画期的なダイエット食材を使って、無理なく健康的にキレイな身体を目指してみよう。

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ラーメンでダイエット!? ヘルシーな「干豆腐」のアイデアレシピ

『伝統食材「干豆腐」レシピで 糖質オフなのに本当においしいラーメンダイエット』(市瀬悦子:料理、大村和規:監修/主婦の友社)

 糖質や塩分が多く含まれるラーメンは、まさにダイエットの“天敵”のような存在。でも、『伝統食材「干豆腐」レシピで 糖質オフなのに本当においしいラーメンダイエット』では、あっと驚く方法によって糖質オフの“ラーメンダイエット”を実現している。
 
 料理の主役となるのは、かための豆腐を圧縮・脱水した中国の伝統料理「干豆腐(ホシドウフ)」だ。干豆腐100gあたりの糖質量はわずか1.8gで、中華麺と比べると90%以上オフ! それでいてたんぱく質は豊富で、イソフラボンやカルシウムがたっぷり含まれているため美肌効果も期待できるそう。
 
 干豆腐は中華食材専門店やAmazonなどのネット通販で購入できる。もし手に入らないときは、スーパーで手軽に買える「糖質ゼロ麺」でも干豆腐風の味わいを再現可能。ラーメン好きのダイエッターは、ぜひ本書のレシピを参考にチャレンジしてみてはいかがだろう。

はんにゃ川島は−14kg! 簡単でおいしい「だしパックダイエット」

『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせる はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット(別冊エッセ)』(川島章良/扶桑社)

 お笑い芸人・川島ofレジェンド(はんにゃ川島)は、芸人としての不規則な生活や暴飲暴食を見直すために「だし」を食事に導入。だしソムリエやダイエット検定などの資格を取得しながら、自身の食事にだしを取り入れることによって3カ月でなんと14kgの減量に成功した。『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせる はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット(別冊エッセ)』で紹介されているのは、そんな川島が考案した“食べるダイエット法”だ。
 
 誰でも手軽に使える「だしパック」を使用するので、だしをとるのは手間がかかりそう…というズボラさんでも安心。「朝昼は好きなものを食べてOK」「夜だけはご飯や麺などの炭水化物を控えて、だしの効いた料理を食べる」という2つのルールを守るだけで、効率的にダイエットできる。
 
 家族も喜ぶメイン料理から酢やオイルを組み合わせたバル風料理まで、計56品のレシピを収録。1日1食、だしの効いた料理を食べるだけの「だしパックダイエット」をぜひチェックしてみたい。

痩せる秘訣は“朝ご飯”! リバウンドしない糖質オフダイエットのコツ

『朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない』(金本郁男:監修/主婦の友社)

 糖質オフダイエットに挑戦したけれど、挫折してしまった…という人は多いはず。『朝ごはんの食べ方で糖質オフダイエットも挫折しない』によると、ダイエットを長続きさせるコツは“朝ご飯の食べ方”にあるそうだ。
 
 同書を監修した薬学博士・金本郁男氏曰く、「糖質オフダイエット」では糖質をカットすることに注目しがちだが、本来の目的は「食後高血糖の乱高下を抑え、血糖値を穏やかに保つこと」にあるそう。
 
 食品について具体的に考えるなら、「いつ」「なにを」「どんなふうに」食べるかが大切。糖質が多いご飯やパンも、食べる量やおかずとの組み合わせなどを工夫することで血糖値を急上昇させず、太らない食べ方が可能になる。
 
 同書では「なぜ太るのか?」というわかりやすい説明に加えて、朝・昼・夕食といった食事のとり方が具体的に紹介されている。理論に基づいたハウツーが満載なので、ダイエットの参考になること間違いなしだ。

作り置きからメインおかずまで! しっかり食べて痩せられる糖質オフご飯

『しっかり食べてやせる ゆるっと糖質オフごはん』(汲玉/笠倉出版社)

『しっかり食べてやせる ゆるっと糖質オフごはん』はタイトル通り、ゆる~く糖質オフにチャレンジできるレシピ本。毎日続けるために有効な作り置きから、ヘルシーなのに食べごたえのあるメインおかずまで、バリエーション豊かな糖質オフメニューを掲載。糖質オフに関する基礎知識やダイエットを続けるコツ、食材の選び方などについてもわかりやすく解説されている。
 
「限られた食材で作れる」のも本書紹介レシピの大きなメリット。1~3種類ほどの少ない食材を活かして作るレシピが多いので、食材を買い込みたくない人や普段料理をしない人にもうってつけだ。
 
 ダ・ヴィンチニュースの紹介記事では、実際に同書からいくつかのレシピに挑戦。作り置きとして重宝する「大豆もやしナムル」やスパイシーな「なすのカレー炒め」などを実際作ってみたので、どんな料理が載っているのか気になる人はぜひご参考に。

10分で2品! 忙しい人にぴったりのダイエットレシピ

『10分で2品! やせる糖質オフレシピ』(前川智:監修、井原裕子:料理/西東社)

 いくら健康にいいレシピでも、作るのが大変だと長続きしないもの。そんなときにおすすめなのが、700人以上を痩せさせたダイエット専門医が監修を務めた『10分で2品! やせる糖質オフレシピ』だ。
 
 同書が紹介するのは、「10分!」「おいしい!」「痩せる!」の三拍子が揃った糖質オフレシピ。どれも作り方は簡単で、タイムテーブル通りに作ればたった10分でボリュームたっぷりの2品献立が完成。さらにラクしたい日のために、10分ワンディッシュのレシピも充実している。
 
「チーズダッカルビ」と「もやしと小松菜のナムル」を組み合わせた献立に、「豚肉と白菜のレンチン」と「アボカドのミニグラタン」を組み合わせた献立…どれもガッツリメニューのようでいて、ダイエット効果は抜群。お手軽レシピを活用すれば、忙しい生活の中でも無理なくダイエットを続けられるはず!

たった4日間で痩せる! 安心・安全な「ファスティング」プログラム

『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本』(坂田武士/学研プラス)

「ファスティング」とは一定期間、固形物を控えて胃腸を休めるダイエット法のこと。健康にいいの? と不安な人もいるかもしれないが、『4日間で脂肪だけをキレイに落とす本』で紹介されている「オプティマム・ファスティング」なら安全・安心のダイエットプログラムに挑戦できる。
 
 一般的なファスティングは食事を酵素ドリンクなどに置き換えるため、すぐにおなかが空いてイライラしてしまうことも。また、たんぱく質が不足しがちなので、脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまうこともある。しかし著者・坂田武士氏が考案したオプティマム・ファスティングでは、断食期にプロテイン・豆乳・甘酒をミックスしたドリンクを飲むことで糖質や脂肪を補える。血糖値の上昇と下降がゆるやかになるためおなかが空きにくく、食事をドリンクに置き換えても筋肉量をキープできるそう。
 
 オプティマム・ファスティングの期間はたった4日間で、固形物をとらずにドリンクのみの食事になるのは2日間だけ。どうしても短期間で痩せたい人やダイエットが長続きしない人は、ぜひこんな方法を試してみてほしい。

 不規則な生活を送りがちな現代人にとって、ダイエットは夏前に限らない重要な課題。ネットやテレビ、雑誌にはいろいろなダイエット情報があふれているものの、「自分に合った方法」を見つけるのは簡単じゃないかもしれない。でも、毎日の食事を工夫する方法なら、今日や明日からすぐ気軽に取り入れられるはず。話題のレシピ本を活用して、この機会に自分の食生活を見直してみよう!