コロナ太りを「ラーメンダイエット」で撃退! ヘルシーな“干豆腐”でやせる糖質オフ

暮らし

2020/5/16

『伝統食材「干豆腐」レシピで 糖質オフなのに本当においしいラーメンダイエット』(市瀬悦子:著、大村和規:監/主婦の友社)

 中国の伝統食材「干豆腐(ホシドウフ)」をご存じだろうか。弾力のあるなんともいえない独特の食感が特徴で、最近日本でも都心の中華料理店ではメニューに入ることが増えてきている注目食材だ。

 そんな干豆腐を麺に見立てて調理をしたらダイエット料理になるのでは…!? 『伝統食材「干豆腐」レシピで 糖質オフなのに本当においしいラーメンダイエット』(市瀬悦子:著、大村和規:監/主婦の友社)は、料理研究家・市瀬悦子さんのそんなユニークな発想を1冊にまとめた干豆腐が主役のレシピ本だ。

干豆腐ってどんなもの? 栄養満点で肌もつるつるに!

 そもそも干豆腐とは、かための豆腐を圧縮し、脱水したもの。中国や台湾ではポピュラーな食材で、細切りにしてサラダや炒め物で食べるのが一般的だ。

 そのタイプもいろいろあり、麺のように長いロングタイプ、炒め物や和え物に便利なショートタイプ、きしめんのように平たい帯タイプと料理に合わせて使い分けられる。扱い方は、解凍してから熱湯で5分ほどゆでるだけ。この時重曹を入れるとプルプル&もちもちとした食感がアップするという。


 さて、この干豆腐。いつもの麺料理と比べるとぐっと糖質が抑えられるのだ。どの程度糖質が抑えられるかというと…ごらんの通り!


 干豆腐100gあたりの糖質量は1.8g、と中華麺に比べて90%以上オフ。それでいてたんぱく質は23.0gときちんととれる。栄養面でもイソフラボンやカルシウムが豊富に含まれており、美肌効果も期待できるという。

 麺のようにしっかりとした食べ応えがあるのに低糖質・高たんぱく、しかもおいしい。健康的にやせられる干豆腐は糖質オフ料理にもってこいの食材なのだ。

ネット通販などで手に入るが、実は「糖質ゼロ麺」でも干豆腐風の食感が作れる!


 この干豆腐は現在、中華食材専門店やAmazonなどネット通販で購入できる。が、手に入らないときはスーパーで手軽に買える「糖質ゼロ麺」でも干豆腐風の味わいが楽しめると本書で紹介されていた。これは興味深い…! その手順も簡単だったのでさっそく試してみた。

 作り方は、糖質ゼロ麺を袋に入った状態でバットに乗せて平らに冷凍保存。凍らせた麺をたっぷりの湯で温まるまでゆで、ザルにあげて水気をきれば“干豆腐風”ゼロ麺のできあがり!

凍らせた麺をそのまま鍋に投入。麺が温まればOK

ザルにあげると干豆腐風のちぢれ麺に!

 食べてみると歯ごたえや弾力ある食感が干豆腐にそっくり! この裏ワザ、最近はSNSでも話題になっているらしい。今回はこの干豆腐風ゼロ麺を使って、本書のレシピの中から汁麺と鍋料理を作ってみた。

「豆乳担担麺」(p.34)


 まずは汁麺のレシピから担担麺をご紹介。ダイエット中は控えたい汁麺も、干豆腐(糖質ゼロ麺)なら罪悪感なく楽しめる。

 作り方はフライパンにサラダ油、にんにく、豆板醤を入れて炒め、香りが立ったら豚ひき肉を炒める。肉の色が変わったら甜麺醤、酒、しょうゆ、粉唐辛子を加えて炒め合わせる。別の鍋に水、しょうゆ、ねり白ごま、酢、鶏ガラスープの素を入れてしっかりとかき混ぜ、煮立ったら豆乳を加えて温める。汁と麺、肉みそを器に盛り、しらがねぎ、ラー油、花椒を好みで加えれば完成!

 見た目も味も超本格派。一見カロリーが高そうな1杯だが、糖質は15.4gと普通の担担麺に比べてかなり抑えられている(通常の担担麺の糖質は74.9g)。またスープに豆乳を使っていることで、コクも旨みもアップ。肝心の干豆腐風ゼロ麺も十分な食べ応えだ。ダイエット中にこれだけの満足感が得られれば、文句はないだろう。

「鶏肉と干豆腐ときのこなべ」(p.92)

 つづいて鍋料理から1品。だし、しょうゆ、酒、みりんを煮立てた鍋の中に、食べやすい大きさに切った鶏モモ肉、まいたけ、えのきだけ、しいたけ、干豆腐風ゼロ麺を入れ、ふたをずらしてのせ、弱火で10分ほど煮る。仕上げに一味唐辛子を振ればできあがり。

 食物繊維が豊富な3種のきのこをたっぷり使った美腸鍋。食べてみるときのこと鶏のうまみが溶け出したスープが最高! これが麺にもたっぷりしみ込んで、味わい深くなっている。干豆腐風ゼロ麺は煮込むと元の食感に戻るので、干豆腐独特の食感を楽しみたい人は本物の干豆腐を使用するか、食べる少し前に投入するなど工夫したほうがよさそうだ。

 本書には汁麺や鍋料理以外にも、干豆腐を使った定番のおかずや和え麺、炒め麺などのレシピが充実。ボリューム満点でムリなく続けられる干豆腐ダイエット、試してみてはいかが?

調理・文=齋藤久美子

この記事で紹介した書籍ほか