顔の劣化は自力で食い止める! 話題の“顔ダンス”とは?

美容

公開日:2014/9/3

「女優○○が超絶劣化!」

 そんなタイトルの記事がネット上を賑わせている。特に話題にあがるのが、一色紗英や鈴木亜美、酒井若菜や吉川ひなのなど、10代の頃に大ブレイクして人気の絶頂を迎えたが、現在はメディア露出が激減している女性たち。若い頃からテレビで活躍していた芸能人が、当時の姿と比べられ「劣化した」と言われるのは少々可哀想な気もするが、その共通点は、顔のシワやたるみが目立つなど、老いによるものだ。それは芸能人に限らず、女性なら誰しも気になるところ。芸能人なら金をかけてどうにかなるかもしれないが、一般人はそうもいかない。

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 そんな中、顔の表情筋を鍛える「顔ダンス」なるものが話題となっている。『たるみが消える! 顔ダンス』(世界文化社)の著書でたるみ改善コンサルタントのおきゃんママによると、気になるブルドック顔、目の下のたるみ、ほうれい線、額や眉間のシワなどが消えるというのだ。

「顔のパーツの中でも、ほおがどれだけ高いところに位置しているかが若顔の決め手です。さらに口角と目尻が上がっているかをチェック。“ほおを上げる”“口角を上げる”“目尻を上げる”。この3つのアプローチを“若見え3点セット”としています」

 具体的には、ほおを上げる大頬筋骨、小頬骨筋、口角を上げる笑筋、目尻を上げる眼輪筋を鍛えるのである。

 ではまず、大頬骨筋、小頬骨筋、笑筋の3箇所にアプローチできる「顔ダンス」を紹介しよう。

 まずは、唇全体を移動させるように、いっきに口角を片側へ寄せる。
 そして唇に移動させた方のほうれい線に人差し指を軽く当てる。
 ほうれい線のシワの溝を、そっと伸ばすイメージだ。
 その状態を5秒キープ。
 これを左右交互に5回繰り返して終了。

 これだけで、あごと輪郭についたダルダル脂肪がスッキリとするのだという。

 次に、目尻に効く眼輪筋の鍛え方だ。

 まずは片手で鼻のつけ根をつまむ。
 もう一方の手の人差し指で、片方の目尻のシワを上向きに引っ張る。
 目尻がピンと張るのを意識しながら、10回、ゆっくりまばたきする。
 反対の目も同様に行おう。
 どちらの「顔ダンス」も1分ほどで行える簡単なものだ。

 まだまだ他にも、ほうれい線やハリ、セルライト、まぶた、目袋、眉間の皺、鼻筋などにアプローチするダンスがあるが、全て行ってもトータル10分程度。果たしてこれで、劣化が食い止められるのだろうか。

「顔ダンスを実践しても、瞬時に劇的に顔が変化することはありません。ある程度の根気も必要です。そして、すべての顔ダンスはプログラム化されており、相互に作用しますから、単独で行っただけではあまり意味がありません。顔ダンスのプロセスは、顔の筋肉の土台を引き上げながらパーツ別に対応するように構成されていますから、すべてのプログラムをトータルで実践することで、それぞれのトレーニングが効果を発揮し、顔が若々しく変化するのです」

 やはり何事も“継続は力なり”だが、そこで諦めるのはもったいない。たとえ毎日でも、10分程度で済むなら誰でも続けられるはずだ。今ここで、気になるシワやたるみを放っておけば、行き着く先は芸能人の劣化を笑えない有り様だろう。

「5年後には5年分の、10年後には10年分のたるみが顔にたまっていくことは、だれにでも平等に起こります。若々しい顔は、時の流れに身を任せていたのでは、決して手に入らないのです」

 そう、美は1日にしてならず。「顔ダンス」で、10年後の劣化を今から食い止めてはいかが?

文=羽屋川ふみ