「ペットボトル温灸」がブームの兆し!? 寒い時期のからだの不調はコレで改善

健康・美容

更新日:2018/10/4

 Twitterで知る人ぞ知るワードとして人気を集めている「ペットボトル温灸」。まさに、ペットボトルのみを使ったお灸なのである。これまでのお灸とは違って、誰でも気軽にトライできてしまう。

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 『安心のペットボトル温灸』(若林理沙/夜間飛行)を参考に私自身もこのペットボトル温灸を試してみた。効果はバツグン。普段シャワーのみで寝てしまうのだが、まるで長時間湯船に漬かったように、体がポカポカと温まった。また、毎日続けることによって、ツボの位置もなんとなくわかるようになってくる。

 肩こりや不眠、腰痛や目の疲れ、冷え性など、ペットボトル温灸でケアできる不調は多い。風邪の引きはじめにも、応急処置できてしまうのだ。

 温灸の方法は、ホット専用のペットボトルに80度のお湯を入れるだけ! 従来のお灸と違って、ピンポイントにツボの位置を狙わなくても簡単にセルフケアできる。

 そもそもお灸とは、ツボ付近の皮膚の温度を上げる治療法。火をつけなくても、ペットボトルでツボを温めてしまえば、結果として得られるモノは一緒なのである。シンプルだから、お灸初心者でも取り入れやすい。子どもにも安心して施術できるのも大きなポイントだ。

 なぜ、鍼灸師である若林さんは「ペットボトル温灸」を思いついたのだろうか。実は、書籍・DVDともに登場する最愛の息子、昴くんの誕生がきっかけだったそうだ。

 赤ちゃん時代の昴くんに施術するために、何度も考察を重ね、最終的に「ペットボトルを使う」という答えに行き着いたのである。若林さんの愛情は、全国に広まった。いまや、たくさんの人々の体と心をポカポカに温めているのだ。

 また本書では、食養生のコツや、常備しておけば何かと便利な漢方薬リストなども公開されている。まさに「一家に一冊」のガイドブックだ。2014年12月にはDVD版『安心のペットボトル温灸』も発売された。まさにブームの予感である。あなたも一度試してみてはいかが?

文=川澄萌野