バター・卵・白砂糖なし☆スイーツ界のニューウェーブ!今作りたいのは「からだにやさしい」お菓子【3品作ってみた】

食・料理

公開日:2015/11/29


『簡単! 毎日食べたくなる!からだにやさしいお菓子』(高橋直弓/エイ出版社)

 トレンドが次から次へと変わる時代。例えば、コーヒー業界。今年は「ブルーボトルコーヒー」の日本上陸により、サードウェーブコーヒーという言葉をよく耳にしました。そんな中、スイーツの世界でも今、レシピ本や小さなお菓子屋さんを中心に新しい波が現れてきているようです。それは「バターなどの乳製品、卵、白砂糖などを使わないお菓子」です。これにより、難しいテクニックなどがいらず、誰でも簡単に作れる。あっさりした味が多く、重たくないので毎日食べられます。低カロリー、アレルギーの心配がなく体に優しいといったメリットがあり、注目されています。10月26日に発売された『簡単! 毎日食べたくなる!からだにやさしいお菓子』 (高橋直弓/エイ出版社)では、バターや卵なしで作れるクッキー、スコーン、マフィン、パウンドケーキ、プリンなど、おなじみの手作りお菓子を紹介。今回はこの中からスタンダードなクッキー、マフィン、ブラウニーの3品を実際に作ってみました。

米粉のクッキー(P.17)


 ボウルに菜種サラダ油、メープルシロップ、水、塩を入れて泡立て器でよく混ぜます。そこに、米粉とアーモンドパウダーを合わせてふるったものを入れて粉っぽさがなくなるまで手で混ぜます。この生地をめん棒でのばし、好みの抜き型で抜いて、170度に予熱しておいたオーブンで10分ほど焼けば完成。

 小麦粉ではなく米粉を使っているので、アレルギーがある方も安心して食べられるクッキーです。サクサクっとして、かなりあっさりした味ではあるのですが、アーモンドパウダーが入ることでコクも感じられる一品です。

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きな粉マフィン(P.33)


 ボウルに菜種サラダ油、メープルシロップ、豆乳、塩を入れてよく混ぜます。そこに、薄力粉ときな粉とベーキングパウダーを合わせてふるったものを加え、さっくりと混ぜます。さらにドライプルーンを加えて混ぜた生地を、マフィン型に流し入れ、180度に予熱したオーブンで20分ほど焼けば完成。

 こちらは材料に、きな粉や豆乳を使った、いかにも体に良さそうなマフィンです。一般的なマフィンはベトベトしがちですが、こちらはさらっとした仕上がり。きな粉が入ることで、和テイストなあっさりした味でした。そんな中で、中に入れたドライプルーンが良いアクセントになっています。温かい日本茶が合いそう。

ブラウニー(P.35)


 ボウルに絹ごし豆腐、菜種油を入れて、なめらかになるまで混ぜます。そこに、りんごジュース、メープルシロップを加え、塩、薄力粉・ココアパウダー・ベーキングパウダーを合わせてふるい入れて、ゴムベラでさっくり混ぜ合わせます。そして、刻んだくるみとクランベリーを加えて混ぜた生地を、型に流し入れて、170度に予熱したオーブンで30分ほど焼けば完成。

 バターや卵を使わずに作ったブラウニー。まさか豆腐を使っているとは思えないほど、見た目も味もいつものものと同じでした。いや、むしろ、生地がもちもちしていて、いつもより美味しかったかもしれません。中に入れたくるみとクランベリーの食感も良く、低カロリーなのに、食べ応え十分のブラウニーです。

もっと幅広い人に気軽に楽しんでもらいたい
 材料によってはアレルギーなどで食べられない、ダイエット中のため、好きでも控えているなど、様々な理由でスイーツを断念している人も多いと思います。でもスイーツには、あの甘みが人を幸せな気分にさせてくれる癒し効果もあると思います。ここでは、もっと幅広く、誰でも毎日気軽に楽しめるようなレシピがたくさん紹介されているので、ぜひいつもは我慢している人も思う存分味わってみて下さい。ちょっと食べ過ぎても、低カロリーなので罪悪感をさほど感じなくても大丈夫ですよ。

文=JUNKO