【チェックリストあり】日本人の10人に1人が口臭症!?―誰も書かなかった口臭症治療のすべて

健康・美容

公開日:2015/12/18


 口臭と口臭症について15年以上研究を行い、「ほんだ式口臭治療」を開発、国内外に400もの提携クリニックを持つ、医療法人ほんだ歯科 理事長・本田俊一による『もう、口臭で悩まない!』が、2015年12月10日(木)に刊行された。

 自分の口臭が気になったことが誰でも一度はあるだろう。実際、日本人の9割が口臭を気にしている。口臭が気になり、やがて病的に悩むようになるのが口臭症だ。気になる悩みを放置しておくと、日本人の10人に1人が該当するといわれる、口臭症を引き起こす原因となってしまう。さっそく、口臭症に関するチェックリストを試してみよう。

□会話中に相手がふと口に手をもっていったりすると気になる
□昔、「口臭がある」「口が臭い」と言われた経験がある
□人込みは何となく避けてしまう
□自分自身がどう思われているかが気になることがある
□整理整頓が好きで、少しでも散らかっていると気になる
□自分自身は几帳面で、どちらかというと真面目だと思う
□他人の口臭や体臭には神経質だし迷惑だと思う
□通りすがりに、ちらっと見られている気がすることがある
□人との会話が苦手なほうである
□他人に迷惑をかけたくないたちである
□責任感は強いので与えられた仕事は完璧にこなす
□苦手な人が相手でも、適当にうまく話を合わせようとする
□自宅に帰ると、いつも一気に疲れが出る。一人の時間が好き
□おしゃれできれい好き、潔癖症である
□エレベーターで人がいっぱいなら乗らないで次を待つ
□マスクをしていると、何となく落ち着く気がする
□ニンニクやネギなど、臭いものは極力避ける
□口臭用のスプレーやミント、ガムは常に持ち歩いている
□新聞や雑誌で口臭に関するコマーシャル記事が載っていると、ついつい見てしまう
□ネットで「口臭」を検索したことがある

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 チェックした数が4以下:口臭症のリスクは少ない。5~9:口臭症になる可能性あり。10~14:ふとしたきっかけで口臭症に陥る危険性が高い。15以上:口臭症の疑いがあり。

 同書では、「口臭とは何か、口臭症とはどういうものか」を軸に、口臭の原因から、最新の治療法・医療情報、そして誰でもできる予防法までわかりやすく解説している。

 本田によれば「口臭が気になる」から「口臭に悩む」になったら要注意とのこと。口臭を気にして、他人と話ができないなど、口臭症は社会生活の支障になる可能性があるという。実際、日本口臭学会では第三者が不快と感じる病的口臭だけではなく、健康にもかかわらず発生する生理的口臭も研究や治療の対象となった。この流れのなかで『もう、口臭で悩まない』を出版した背景として本田はこう語っている。

「口臭症に陥る人の特徴のひとつが真面目さです。自分の口臭で周囲に迷惑をかけていないかという不安から、つまり、相手を思うゆえに発症してしまうのです。そうした不安を解消し、幸せな人生を歩んでいただくことも、口臭症治療の大きな目的です」(本文より一部抜粋)

 治療の現場では患者が最も知りたいこと、つまり自分の口臭がどのようなものなのかを、口臭の強さや臭いの分析を患者自身に伝えることで、不安を取り除いているという。

 また、口臭は身体の不調や病気の「警告」である可能性も少なくない。同書では、口臭が発生する原因から、最新の診断・治療技術、自分自身で口臭を予防するノウハウまでをていねいに解説した一冊。口臭症でないかを診断するセルフチェックや、最寄りの口臭専門外来を調べる方法も掲載されている。これを読めば“口臭”に邪魔されることなく、人とのコミュニケーションが楽しめるようになるだろう。

■『もう、口臭で悩まない!
著:本田俊一
価格:1,300円(+税)
発売日:2015年12月10日(木)
仕様:四六判/並製/218ページ
発行:アーク出版


本田俊一(ほんだ しゅんいち)
日本における口臭・口臭症治療の第一人者。1995年ほんだ歯科(1997年には医療法人ほんだ歯科に変更)を開業。2000年には、「ほんだ式口臭治療」を確立。一般にも治療方法を広く発信するとともに専門医や専門スタッフの育成に努める。2014年からは、日本口臭学会常任理事・指導医を務め、口臭関連の研究発表・講演・テレビ雑誌でのメディアにおける啓蒙活動にも力を入れている。『長生きする人は唾液が多い』、『口臭治療の実践』など著書多数。「生活ほっとモーニング」「ホンマでっか!? TV」『読売新聞』、メディア出演多数。