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闇金、ギャンブル、デリヘル嬢……「怖いけど読みたい、闇の世界を描いたマンガ」TOP5

 マンガを読んでいて、たとえフィクションだとわかっていても“ゾッ”とした経験はあるだろうか? 過激な暴力描写、生と死の狭間での心理戦、得体の知れない恐怖……。そういった“闇の世界”をテーマにした作品は数多くあり、読者の“怖いもの見たさ”をかき立てるものだ。そこで今回は、怖いとわかっていても読んでしまうマンガのランキングを紹介しよう!

【調査対象:全国の40歳未満の男女262名 2015年11月実施】

1位
闇金にお金を借りた者の悲惨な末路
闇金ウシジマくん 1
闇金ウシジマくん 1
  • 著者名:真鍋昌平
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:

堂々の第1位に君臨したのは、誰もが認める大本命『闇金ウシジマくん』。闇金「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋馨を主人公に、さまざまな事情でお金を借りに来る債務者とのやり取りを描いた作品だ。パチンコにハマってしまった主婦、ブランドもの依存症になったOL、イベント資金を集めるために借金を重ねるギャル男など、登場する人物は問題を抱えている者ばかり。しかも、エピソードのほとんどが、悲惨な末路を迎える。ネットでは「読むと落ち込む」「闇金の恐ろしさがしっかり表現されている」といった声が圧倒的。本作を読んで、「自分は闇金に絶対手を出さない」と誓う人も多いようだ。ちなみに、前述のギャル男のエピソードのラストは最悪。彼の安否が気になって仕方ない……。

2位
生命をかけたギャンブルの行方は
賭博黙示録カイジ 1
賭博黙示録カイジ 1
  • 著者名:福本伸行
  • 発売元 : 講談社
  • 価格:

2位は、藤原竜也主演で映画化もされた『賭博黙示録カイジ』。“賭博”の名の通り、ギャンブルをテーマにした作品だ。友人の保証人になっていた主人公・伊藤開司が、多額の借金を肩代わりすることになってしまい、それを返済するためにギャンブル船に乗り込むところから物語はスタートする。のっけから、連帯保証人の怖さが打ち出されるが、特筆すべきは船内で行われるギャンブルの数々。勝てば借金が帳消しになるものの、負ければ生命を奪われるというなんとも理不尽なものばかりなのだ。「カイジがカッコイイ」「ストーリーがおもしろい」とポジティブな評価が多いが、「イカサマ、甘言に騙される様子はひどい」と、逆境に追い込まれるカイジに対する同情の声も。

3位
決して他人事ではない詐欺被害
クロサギ 1
クロサギ 1
  • 著者名:夏原 武:原案、黒丸:作画
  • 発売元 : 小学館
  • 価格:

人々から金銭を騙し取る詐欺師を相手に、彼らを騙し返す存在、通称“クロサギ”の活躍を描く本作。主人公・黒崎は一貫して悪い詐欺師たちを標的にし、被害者を救済するため、読んでいてスカッとする展開の作品でもある。しかしながら、詐欺師たちの手口は巧妙で、ともすれば「自分の身近にもいるかも……」という恐怖感を読者に植え付けるほどリアル。「出てくる詐欺師たちがとにかく卑劣」「いかに自分が法律に無知だったか思い知らされる」など、“明日は我が身”的な恐怖がジワジワと芽生える。「意外と人間味がある」という意見の通り、闇を抱えつつもやさしさを持っている黒崎が、本作の救いだろう。

4位
復讐代行者に目をつけられてしまったら
怨み屋本舗 1
怨み屋本舗 1
  • 著者名:栗原正尚
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

依頼人の無念を晴らすために復讐を代行する“怨み屋”が主人公。怨みを持つ者に差し出す名刺に書かれている“あなたの怨み晴らします ○社会的抹殺○人殺し○実質的殺害(価格応談)”という文言が、この作品の恐ろしさを表しているだろう。ターゲットを心理的に追い詰め、時には子どもまでも利用し、必要とあらば殺害することも厭わない。その冷酷さは味方ならば心強いけれど、万が一敵にまわしてしまったらどうなることか……。ネットでは「社会に不満を抱く者の溜飲を下げてくれる」「理不尽な仕打ちに対する復讐は、読んでいてある種の感動を覚える」と、すっきりしたという感想を抱く人が多いよう。とはいえ、自分がターゲットにされた時のことを考えると、なんとも言えない気持ちになる。

5位
デリヘル嬢の光と闇
デリバリーシンデレラ 1
デリバリーシンデレラ 1
  • 著者名:NON
  • 発売元 : 集英社
  • 価格:

5位にランクインしたのは、“デリヘル嬢”を主人公とする『デリバリーシンデレラ』。本作は決して風俗嬢という存在を批判する内容ではない。主人公・雅美は、昼間は女子大生、夜はデリヘル嬢・ミヤビという二面性を持つ人物として描かれているが、雅美自身、風俗の仕事に非常にやりがいを感じているのだ。そこには、職業差別に対する著者の憤りも滲んでいる。しかしながら、作中に登場する男性キャラは、雅美(ミヤビ)を見下すような人物が多く、時に彼女を罵倒するような者も現れる。「風俗嬢を扱ったのが斬新」「ミヤビを応援したくなる」という肯定的な意見も多く、本作に関して言えば、闇の世界に対する恐怖感ではなく、闇に光を当てる姿勢を応援したいという読者がメインのようだ。

そのほか、

・『新宿スワン~歌舞伎町スカウトサバイバル~』(和久井 健/講談社)
・『土竜の唄』(高橋のぼる/小学館)
・『嬢王』(倉科 遼:原作、紅林 直:作画/集英社)

 といった作品が挙げられた。歌舞伎町のスカウトマン、ヤクザ組織の潜入捜査官、キャバクラ嬢……と、どれもアングラ感の漂うものをテーマにした作品。読者の興味をそそりつつも、恐怖感を煽っているのだろう。

 自分の知らない世界を垣間見ることができるのも、マンガの魅力。これらの作品で、闇の世界を覗いてみては? 幽霊よりも人間の方が怖い、なんて思い知らされるかも……。

文=五十嵐 大



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