1人前100円! 「焼き麩」を加えたチキン南蛮風の節約レシピ。フライパンでできる簡単「かさまし料理」を作ってみた【書評】

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公開日:2025/2/10

元公認会計士が月7万円貯めた かさましフライパンレシピ山口あんな(うさまる)/主婦の友社

 物価高はとどまるところを知らず、毎月の家計はギリギリ。だけど、家族にいっぱい食べさせたいし、将来のための貯蓄もしっかりと増やしたい。そんな時の強い味方になるのが『元公認会計士が月7万円貯めた かさましフライパンレシピ』(山口あんな(うさまる)/主婦の友社)です。

 著者は、働き盛りのパパ、育ち盛りの子ども4人を持つ元公認会計士ママのうさまるさん。教えてくれるのは、豆腐、焼き麩、高野豆腐などの安く買える食材で増量し、家族がお腹いっぱい食べられて節約にもなる「かさまし料理」です。わが家での評判も聞いてみたくて、Instagramのリール再生787万回という人気No.1のレシピ「鶏むね麩南蛮」を作ってみました。

「鶏むね麩南蛮」に使った“かさまし食材”は、「焼き麩」。1人80gくらいの鶏むね肉に対して、焼き麩は1人15gくらい。鶏むね肉のほうが重量はありますが、“かさ”で比べると、焼き麩のほうが明らかに多い! 鶏むね肉でたんぱく質を摂りつつ、焼き麩で満腹感を得られる一品になりそうです。

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 それにしても、どうやって肉と焼き麩をまぜ込むのでしょうか? 「麩を手で握りつぶしながら1〜2cm角に切った鶏肉とまぜ」「パンの生地をこねるくらい練り込む」のがポイントだとか。肉と焼き麩を合わせたものに、米粉や片栗粉を加え、水を足しながら練り上げると、肉のかたまりのような状態に。肉に焼き麩がしっかりとなじんでくれました。

 一口大に丸めたら、両面を焼きます。味つけは、めんつゆ・みりん・カンタン酢・はちみつ。はたして、肉とまぜて味つけをした焼き麩は、どんなお味に…?

 焼いている間にタルタルソースを作りました。まぜる具材はお好みでいいそうですが、レシピ通りに「細ねぎ」を入れたら、彩りも美しいタルタルソースに!

 さて、“かさまし食材”の変身術は家族にバレないのか!? 肉好きの夫は、「今日は鶏肉か!」と何も気づかず食べている様子。8歳の息子からは、おかずが気に入った時の名文句「おかわり、ある?」が出ました! あまりにも普通に食べているので、肉の中に麩が入っていることを息子に伝えると、「たしかにパンっぽい感じもするけど、全然わかんない…」と驚いていました。

 ご飯がどんどん進むおいしさなので、「おかず足りるかな?」と心配していましたが、自分の分を食べ終えたら、ふたりともお腹いっぱいになった様子。お麩がまるでお肉のようなかみごたえで、満腹中枢が刺激されたのだと思います。レシピの予算は、4人分で400円が目安。こんなに安くて、知らないうちに家族みんなが満足できて、かさまし料理の満腹作戦は大成功でした!
 

「かさましおかず」のほかにも、アイデアたっぷりのサブおかずや野菜のおかず、うさまるさんファミリーによる「1週間献立」などのレシピもあり。週末はちょっと豪華にしてマンネリ化対策をするなど、家族を喜ばせながら食費を安定させるノウハウが役に立ちそうです。

「マル秘家計管理術」も、先の見えない漠然とした不安をもつ人にぜひ読んでほしい内容。著者のうさまるさんは、2人目が生まれた頃に毎月の出費がギリギリになり、家計を見直し。今では家族6人で食費月4万円をキープし、収入の3分の1を貯蓄に回しているそう。家計見直しの鍵を握るのは、家計簿。家族のモチベーションを保ちながら目標を達成するには、家計を年単位の長〜い目で見ることが大切なようです。面倒な家計簿を継続するためのアドバイスもあり、プロのノウハウを学べるチャンス!

 楽しみながら節約ができてボリュームたっぷりの“かさましレシピ”。もともとは子どもたちの偏食を克服するためのレシピだったそうで、おいしく食べるための工夫もいっぱい。家計をおさえながら家族を「食」で応援したい人、働き盛りや育ち盛りの家族がいる人におすすめです!

調理・写真・文=吉田あき

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