大人気資格「ITパスポート」の“いちばん使いやすい”テキスト&問題集って?「挫折の道へと進みゆく人を減らしたい」滝澤ななみの最新作をレビュー

IT

PR 公開日:2025/2/14

2025年度版 勝者のITパスポート! いちばん使いやすいテキスト&問題集滝澤ななみ/TAC出版

 人気資格「ITパスポート」は、ITの基礎知識を証明する経済産業省認定の国家資格だ。管轄するIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)によれば、令和5年度の年間応募者数は29万7864人で前年度比17.7%増加の過去最多となり、平成21年度に試験が開始して以降で累計応募者数は200万人を突破。将来はIT企業で活躍したいと願う就活生を中心に、注目されている。

 ただ、いざ勉強しようとすると「IT分野」に限らず「関連する法律や会計、経営全般」も出題範囲は幅広く、おまけに「用語はカタカナばかりでなじみがない」といった悩みも。時代のめまぐるしい変化により「新しい内容・新しい用語」が次々と登場して「一つひとつおぼえるのが大変!」と、挫折する人も少なくないという。

 効果的な勉強法はあるのか。悩める人にすすめたい1冊が、簿記やFP(ファイナンシャル・プランナー)などの資格を多数保有する人気執筆家・滝澤ななみさんによる『2025年度版 勝者のITパスポート! いちばん使いやすいテキスト&問題集』(TAC出版)だ。

advertisement

 誌面ではゆるいタッチの「イラスト・図解」を随所に盛り込み「ストラテジ」「マネジメント」「テクノロジ」の3部に分けて、資格試験の必須項目を丁寧に解説。ページ内では試験で重要な「用語の理解」も深められるように工夫している。

 例えば、近年いわれる「情報セキュリティ」の項目では、悪意ある第三者による「脅威」の数々を紹介。「コンピュータウイルス」、「ワーム」や「トロイの木馬」など、よく耳にするものの違いの分かりづらい脅威の種類をテキストと、親近感あるイラストでスッと学べる。

 基礎知識の解説だけではなく、問題集を一手に担うのも本書の利点だ。各項目では基礎知識に続いて本試験問題と解答を繰り返し掲載しており、知識として学んだ直後、記憶のあるうちに実践でさらに学べるのもポイントとなっている。

 さらに「いつでもどこでも、手軽に」をコンセプトに学べる本書は、書籍購入者向けのWebアプリとも連動。手元のスマホで学習できるのはうれしく「本文縦読み機能」「問題演習機能」、そして、用語を確認するための「フラッシュカード機能」を活用して、通学・通勤時など、スキマ時間でも勉強できる。

 受験を考えながらも「挫折の道」へと進みゆく人を「ギリギリまで減らし、最後まで学習していただき、気持ちよく合格していってもらおうと、さまざまな工夫をこらして、本書を作りました」と、著者はメッセージを伝える。挫折した経験がある人も、これから受けようとする人も迷わずに、この1冊でITパスポートの合格を手にしよう。

文=カネコシュウヘイ