推しのグッズを買わずにはいられない理由。グッズにあって、集客に苦戦する町のお店にはない「価値」とは

ビジネス

公開日:2025/3/17

 ビジネスの世界ではブランディングが大切とよく言われますが、ブランディングとは、言ってみれば「付加価値をつくるアクション」なのです。
 ブランディングというと難しそう、やり方がわからないという意見を聞きますが、付加価値作りと考えればハードルはグッと下がります。

 人気がなくなってきたお肉屋さんは付加価値ではなく、既存の価値で商売をしています。
 お得意様がついているなど、既存価値だけで商売がうまくいくケースもありますが、付加価値が足りずに苦戦している商売も多いのではないでしょうか。

「これまでうまくいっていたビジネスが最近うまくいかなくなった」
 そんな話を聞くことがあります。
 一方で「ビジネスが絶好調」という声を聞くこともよくあります。

 この差はどこにあるのでしょうか。

 うまくいっているビジネスはなぜうまくいっているのでしょうか?

 ここで、質問です。
・スティーブ・ジョブズ
・イーロン・マスク
・100年続く和菓子屋さん
・今も人気の青果店
すべてに共通していることは何でしょうか?

 それは、「付加価値をつくり続けている(いた)こと」です。
 うまくいっているビジネスと、うまくいっていないビジネスの差、それが「付加価値の有無」です。

 これまで通りの価値を軸にしているビジネスの中には、苦戦を強いられているケースも多々あります。これまで通りの価値のことを僕は「既存価値」と呼んでいます。
 一方で、上手に「付加価値」をつくることができているビジネスはうまくいっているケースが多々あります。

 付加価値をつくれば、コモディティ化(一般化)されてしまったものの魅力をあらたにつくり直すこともできます。レッドオーシャンでの戦いをブルーオーシャンに移すこともできるかもしれません。
 今まで競合と戦いながら必死にお客さんに売り込んでいたビジネスモデルから、お客さんから「あなたとぜひ仕事がしたい」「御社の商品をどうしても購入したい」と引き合いがくる状態も目指せます。
 そんな力も、付加価値にはあるのです。

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<第2回に続く>

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