ただのオムライスに10万円の価値を付ける方法がある!? 「付加価値」が生まれる瞬間

ビジネス

更新日:2025/3/18

※画像はイメージです(画像提供:ピクスタ)

 同じような商品やサービスなのに、売れる物と売れない物があるのはなぜでしょうか。その大きな理由は「付加価値をうまく作れていないから」。役立つのは「差別化」ではなく、「付加価値化」なのです。

『バナナの魅力を100文字で伝えてください』などのベストセラーで注目の著者・柿内尚文氏が、誰でも付加価値を作れてきちんと伝えられるための方法を紹介。付加価値を作るフレームワークとその活用法や事例などを取り上げ、多くの具体例とイラスト図解を交えながらわかりやすく解説します。

このオムライスに、付加価値をつけてください』は、「自分の強みは何か」に悩んでいるビジネスパーソン必読の1冊です!

※本記事は書籍『このオムライスに、付加価値をつけてください』(柿内尚文/ポプラ社)から一部抜粋・編集しました

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『このオムライスに、付加価値をつけてください』
(柿内尚文/ポプラ社)

このオムライスに、付加価値をつけてください

 さて、ここでタイトルにあるオムライスです。
 見るからにおいしそうなオムライスがあります。
 その写真を見せられて、こう質問をされました。

イラスト・かんのあや

 ↑このオムライスに、あなたならいくら払いますか?

 どうでしょうか?
 おいしそうですが、見た目は何の変哲もないオムライスです。あなたはこのオムライスにいくら払いますか?

「800円くらい」
「1500円までなら払う」
 確かにそのくらいが相場なのかもしれません。

 でも、このオムライスには秘密があったらどうでしょうか。

 実はこれ、誰もが知っている有名なスポーツ選手が、子どものころから試合前に必ず食べていた勝負オムライス。
 今回だけ特別に、その選手のお母さんがオムライスを作ってくれたんです。

 そのことを知った上で、もう一度こう聞かれたらどうでしょう。
「このオムライスに、いくら払いますか?」

「それなら食べてみたいから3000円まで払います」
「その選手の大ファンなので、10万円払ってでも食べたいです!」

 オムライスに付加価値が生まれました
 何の変哲もないオムライスは、言ってみれば普通のオムライス。
 でも、このオムライスは、特別な付加価値のあるオムライスです。付加価値に値段がついたのです。

 付加価値は、相手や状況などによってもさまざまに変化します。

 オムライスに付加価値をつけることは、他にもいろいろ可能です。
 この本でこれから紹介する「付加価値をつくる技術」を活用して、いくつか考えてみました。

●メッセージオムライス

 オムライスにケチャップで文字や絵を描くことってありますよね。これを活用します。
 たとえば、「復興支援オムライス」として、お店で出すオムライスにケチャップで応援メッセージを書いてもらいます。それをSNSにアップしてくれれば、オムライスの代金から100円を復興支援に寄附する。
 これは「再定義」という技術を使っています。オムライスは本来、食べ物ですが、そこにメッセージボードという付加価値をつけたわけです。

 メッセージオムライスは、他にも付加価値化することができます。
 たとえば、甘いものを控えている人向けの誕生日ケーキの代わりに、メッセージオムライスを贈る。これは「当てはめ法」という技術です。

●高たんぱくオムライス

 ダイエットや美容にいいと、高たんぱく商品が人気になっているところにのっかっていく付加価値化です。
 卵の数を選べるとか、具材を鶏もも肉からむね肉やささみに替えられるなど、高たんぱくであることを売りにできる付加価値をつくっていきます。
 これも「再定義」という技術を使っています。

 他にも技術を使えば付加価値をいろいろ考えていくことができます。
 食べたいという軸だけでなく、話したいオムライス、思い出になるオムライス、健康のためのオムライスなど、視点を広げるとオムライスの付加価値がどんどん生まれます。

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<第3回に続く>

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