2025年は『夏目友人帳』連載22周年! 2月22日“猫の日”に確認したい、「ニャンコ先生」の魅力とコラボ情報

マンガ

公開日:2025/2/22

夏目友人帳 32巻
夏目友人帳 32巻緑川ゆき/白泉社

 今年で連載22周年を迎える緑川ゆきの大人気マンガ『夏目友人帳』。人と妖怪の心温まるエピソードやニャンコ先生のかわいさは、今なお多くの人を惹きつけてやまない。今回は連載22周年の2月22日(にゃんにゃんにゃん)にちなんで、作品やニャンコ先生の魅力を改めて振り返ってみよう。

 『夏目友人帳』は、幼いころから妖怪が見える少年・夏目貴志が主人公の物語。祖母・レイコの遺品「友人帳」には、彼女に挑み敗れた妖怪の名前が記されており、名を縛られた妖怪たちはその所有者に従わなければならない。友人帳をレイコから受け継いだ夏目は、ひょんなことから出会った自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生とともに、妖怪たちに名を返す日々を送る。妖と、そこに関わる人とのふれあいを通して、夏目自身も他者との絆の大切さを学んでいく――。

 同作が初めて発表されたのは、今から20年以上も前のこと。2003年の『LaLaDX』7月号に読切として掲載され、2007年9月号から『LaLa』での連載がスタートした。今や累計発行部数は1,800万部を突破し、2008年7月より始まったTVアニメシリーズは、2024年10月に第七期へと突入。およそ16年半続く長寿シリーズとなっており、同作の人気ぶりがうかがえる。

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 感動と癒しの詰まったハートフルストーリー、個性豊かな妖怪たち。そんな妖怪たちの知られざる過去、そしてノスタルジックな背景描写など、作品の魅力は実にさまざまだが、あえて特筆するならば、やはり「ニャンコ先生」の存在は欠かせない。

©緑川ゆき/白泉社

 普段の招き猫モードの可愛らしいまん丸な体型とは裏腹に、その正体は優美な姿を持つ「斑(まだら)」という上級妖怪で、作中トップクラスの強さを誇るニャンコ先生。いつもはどこかおっさん臭くてブサカワ、しかし斑モードになると途端にカッコ良くなるという、ギャップと魅力に溢れるキャラクターだ。各所の人気投票企画では1位に輝くことも多く、これまで発売されたグッズも数知れない。

 またニャンコ先生は、コミックス特装版に付いてくるグッズとしても大活躍している。『夏目友人帳』は巻によって通常版とは別に、特装版が発売されることがあり、そのグッズが驚くほどかわいいともっぱらの評判。例えばコミックス30巻の特装版では「ニャンコ先生アクリルスタンド」、29巻の特装版では「ニャンコ先生フィギュアストラップ」が展開され、いずれも発売前から注目を集めていた。

 そして2025年4月4日(金)に発売される『夏目友人帳』最新32巻でも特装版を展開予定。ただ今回は純粋なニャンコ先生のグッズではなく、32巻収録「見知らぬ我が家」の章に登場する「ヘチャムクレ」を再現した手乗りサイズのぬいぐるみが付いてくる。ヘチャムクレとは何か……についてはマンガ本編を確認してもらうとして、同作の特装版にぬいぐるみが付くのは初めてのこと。

さらに4月24日(木)刊行予定の『LaLa』6月号には、ニャンコ先生とヘチャムクレのイラストがデザインされた「ニャンコ先生おくるみマルチクロス」が付録として登場する。ヘチャムクレぬいぐるみの“おくるみ”としても使えるサイズ感で、『夏目友人帳』の公式X(旧Twitter)で「一緒に使うとこんなに可愛い!!!!!」と写真が投稿された際には「なにこれ可愛すぎる」「絶対買わなきゃ!」などとネット上で話題になっていた。

 連載22周年も絶好調な『夏目友人帳』。その人気を20年以上も支えてきたニャンコ先生の魅力は、まだまだ計り知れない。

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