お嬢様×ロックの超話題作『ロックは淑女の嗜みでして』（白泉社）コミックス最新7巻が、2025年3月28日に発売された。アニメ放送間近で大きな注目を集めいている同作。最新刊では「ロックレディ」の4人が新境地を切り開く――。

　主人公の鈴ノ宮りりさは、一流の淑女しか通うことを許されない「桜心女学園高等部」へ転校してきた1年生。実は元庶民の彼女は無理矢理お嬢様を演じており、どこか息苦しさを感じながら退屈な日々を送っていた。

　しかしある日、学年でもっとも憧れられている存在の黒鉄音羽が音楽室でドラムをひとり叩き鳴らしている姿を目撃。りりさはギターを携えて音羽と一騎打ちのセッションに挑み、やがて本格的な音楽活動に打ち込んでいく。

　りりさと音羽は、宝塚系ボーイッシュキーボーディストの院瀬見ティナと、凄腕ギタリストの白矢環をベーシストとして迎え、インストロックバンド「ロックレディ」を結成。ロックの聖地とされる音楽フェス「フジロックフェスティバル」出場を目標に掲げ、限られた青春を音楽へと注ぎ込んでいった。

　表面上はお嬢様でも根っこはゴリゴリのロッカーである4人は、時に口汚くぶつかり合いながらお互いを高め合っていく。中指を立てたり放送禁止用語を叫んだり、その大きすぎるギャップが同作の魅力となっている。

　前巻で夏休み中に怒涛の対バンをこなしたロックレディ。今回リリースされる7巻では、次なるステップとしてオリジナル曲作りへ取り組むことに。りりさは同じくインストを生業とするバンド「BOM Girl’s」のメンバー・歩にオリジナル曲を披露すると宣言するが――。

　アニメは2025年4月3日（木）から、主人公・りりさを声優の関根明良が、そして音羽を島袋美由利が演じる。二人の容赦のない罵り合いを一足早くチェックしたい人はPVを見てみよう。

　コミックスはまだ7巻と追いつきやすい巻数。アニメ放送前に、ぜひとも手に取ってみてほしい。