魔王様に忠誠を誓えば、充実の福利厚生が得られるぞ! 魔王軍に子育て世代が急増する理由【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/4/3

「ロケットニュース24」で2019年から連載されている『魔王軍はホワイト企業』。当初は他の4コマ漫画シリーズの1エピソードだったものが徐々に人気を博しシリーズ化。昨年末には単行本『魔王軍はホワイト企業』(スガラジカル/主婦の友社)が発売されるなど、人気が広がっている。

 完全週休2日制・充実の福利厚生というさながらホワイト企業の魔王軍と残業も急な変更も当たり前、根性論ですべてを通そうとする勇者軍。お仕事×世界征服コメディの本作。ファンタジーなのに、「このキャラ職場の人とそっくり!」と思わせてくれるキャラクターと“あるある”な職場ネタ満載なのが魅力だ。そんな本作はどう生まれたのか? 著者のスガラジカルさんに話を聞いた。

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――子育てと仕事について描かれているお話もありますが、働く上での問題が数ある中で育児の問題を選んだのはなぜですか?

スガラジカルさん(以下、スガラジカル):これを描いた時、社内託児所がニュースになっていたり、周囲に産休入っている方がいたので取り上げたいと思いました。特に子育てに関して疑問があったというわけではないですが、そういったニュースや、身近な人からの話が作品に影響することは多いですね。

――ニュースを観ていてアイデアが浮かぶことも多いのですね。

スガラジカル:ただあまり偉そうにはしたくなくて。自分が偉そうなことを語れる人間だとは思っていないので、あまり自己主張が強くならないようには気を付けています。「こうだったらいいよね」と思ったことをそのまま描くくらいです。

――普段漫画のネタを考えるためにしていることはありますか?

スガラジカル:ニュースや本、新聞に軽く目を通すくらいで特別な事はしてません。自分の経験のストックだけだとどこかで終わりが来てしまうので。ただそれをそのまま描くのではなくて、自分の経験と照らし合わせるようにしています。例えば子育てでも「自分が子どもの頃はどうだったかな? 親はどうだったんだろう?」とか考えたり、子どものいる友だちに話を聞いたり。ニュースを観てそのままネタにするのは安易すぎるし、一度考えないと自分のネタにならない気がしていて。だから一度かみ砕いて構成するというのは頭の中でしていますね、考えることで自分のネタになっていくんです。

取材・文=原智香

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