肝試しの後カバンの中に166本の髪の毛…友だち5人にも平等に恐怖を分けると1人何本? 割り切れない場合は…/とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編②
公開日:2025/5/1
『とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編』(小林丸々:著、亜樹新:イラスト/ポプラ社)第2回【全6回】
算数×こわい話×ナゾトキがひとつになった大人気シリーズの第3弾! 今回は、中学入試によく出る問題を中心に集めた「フミカちゃんと受験勉強」編。旅人算や、仕事算、相似、数列、場合の数、最小公倍数、年齢算、つるかめ算などなど、さまざまな単元をカバー。受験生はもちろん、怖い話が大好きな人にもオススメ! 楽しみながら勉強できて、苦手教科が好きに変わると大反響の『とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編』をお届けします!

問題12 髪の毛ごっそり
小学校の男子6人で、肝だめしをしたマサアキくん。
心霊スポットのトンネルでは何も起きなかったのですが、家に帰ってギョッとしました。
背負っていたリュックに、長い髪の毛が、ごっそりと入っていたのです。
マンガや水筒に絡んでいて、気持ち悪い。
つまんでのばすと、中学生であるマサアキくんのお姉さんの髪と同じくらいの長さで、色も同じ黒色でした。
『キモすぎ。リュックに入ってたんだけど』
すぐに肝だめしをしたメンバーのLIMEグループに、写真つきで投稿したのですが、怪現象にあっていたのはマサアキくんだけでした。
「なんで、ぼくだけなんだよ!」
自分だけが霊に目をつけられたのだったら、納得がいきません。
マサアキくんは不平等が何よりキライでした。
明日学校で、友だちのランドセルにこっそり入れてやろうと、マサアキくんは髪を分けることにしました。
数えると、髪は全部で166本でした。
これを自分をふくめた6人で、きっちり均等に分けることにします。
1人あたり何本になりますか?
ただし、小数点以下は切り上げること。
