幼稚園児が扉の開いた大きな金庫を発見。閉めると自動でロックが掛かる金庫で…/とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編⑥
公開日:2025/5/5
『とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編』(小林丸々:著、亜樹新:イラスト/ポプラ社)第6回【全6回】
算数×こわい話×ナゾトキがひとつになった大人気シリーズの第3弾! 今回は、中学入試によく出る問題を中心に集めた「フミカちゃんと受験勉強」編。旅人算や、仕事算、相似、数列、場合の数、最小公倍数、年齢算、つるかめ算などなど、さまざまな単元をカバー。受験生はもちろん、怖い話が大好きな人にもオススメ! 楽しみながら勉強できて、苦手教科が好きに変わると大反響の『とけるとゾッとする こわい算数 フミカちゃんと受験勉強編』をお届けします!

問題34 よくできた金庫
セイヤくんは金庫を見つけて、目をかがやかせた。
少しだけ開いていた扉に手をかけて、全開にする。
見るとお金は入っていなくて、中は空だった。
セイヤくんは扉をパタンと閉めた。
金庫は、扉が閉まると自動でロックがかかる仕組みだった。
開けるためには、0~9の数字が印刷されたダイヤルを4つまわして4桁の暗証番号を正しく合わせる必要がある。
金庫の暗証番号を決めたのは、セイヤくんのおじいちゃんで、彼は同じ数字を使わずに、4桁すべてを別の数字に設定していた。
さて、問題です。
この金庫に設定されている可能性がある暗証番号の数字の組み合わせは、何通りになるか?
ただし、この家の大人は全員留守にしている。
そのため、小学生のルイトくんとマツリちゃん、幼稚園児のセイヤくんだけが家の中で遊んでいる。
子どもたちがしている遊びは、かくれんぼである。