女の子が誘拐された!? やりかけの算数ドリルに残された暗号を解くと犯人の名が…/とけるとゾッとする こわい算数2-①
公開日:2025/5/13
『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』(小林丸々:作、亜樹新:絵/ポプラ社)第1回【全6回】
算数の問題を解きながら、隠された意味に気づくと恐ろしい真実が浮かび上がる…。怖い話が大好きな女の子で案内役のフミカちゃんと一緒に、問題に隠された謎を解こう。累計35万部突破の『本当はこわい話』著者による、解けるとゾクッとする算数×こわい話×ナゾトキがひとつになった新感覚ショートストーリー集第2弾『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』を、好評につき再掲載でお届けします!

問題1 いらない足し算
学校に行くと、ヒメカちゃんがいない。
担任のサイトウ先生がいうには、誘拐されてしまった可能性があるそうだ。
警察が捜査していて、学校にも連絡がきたんだって。
ヒメカちゃんが消えてしまったのは、彼女の家がある片元町の小さな公園。
幼稚園児の弟を砂場で遊ばせながら、近くのベンチで学校の宿題をしていたみたい。
おしっこをしたくなって、トイレに行った弟くん。
「もどってきたら、お姉ちゃんがいなかったの」
っていってるらしい。
ベンチにはヒメカちゃんのカバンと、やりかけの算数ドリルが残っていたんだって。
ヒメカちゃんは、ドリルの10問目にとりかかっていたみたい。
10問目の答えは何になるかな?
