公園で拾った手帳に書かれた暗号…これを解いたら命の危険だった?/とけるとゾッとする こわい算数2-④
公開日:2025/5/16
『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』(小林丸々:作、亜樹新:絵/ポプラ社)第4回【全6回】
算数の問題を解きながら、隠された意味に気づくと恐ろしい真実が浮かび上がる…。怖い話が大好きな女の子で案内役のフミカちゃんと一緒に、問題に隠された謎を解こう。累計35万部突破の『本当はこわい話』著者による、解けるとゾクッとする算数×こわい話×ナゾトキがひとつになった新感覚ショートストーリー集第2弾『とけるとゾッとする こわい算数(2)赤い女は何人いるでしょう?』を、好評につき再掲載でお届けします!
17 読めない手帳
ヤスフミくんは公園で遊んでいました。トイレに行こうとすると、花壇の横に手帳が落ちていました。
黒革の、大人っぽい手帳です。
パラパラとページをめくりましたが、持ち主の名前らしいものは見つけられませんでした。
それどころか、どのページもまともに読むことができませんでした。
小学3年生のヤスフミくんが習っていない漢字がたくさん使われているとか、外国語で書かれているとかいうわけではありません。
どのページも暗号文のようでチンプンカンプンなんです。
最後のページには、こんな数字がならんでいました。
・1、3、ア、7、9
・40、48、56、オ、72
・2、4、イ、16、32
「ぜんぜん意味わかんないや」
ヤスフミくんは自力で解読することをあきらめると、元あった場所に手帳をもどしました。
ア、オ、イに入る数字は何になるでしょうか?
