SNSで話題沸騰中! JK×中年刑事の推理ミステリー&ラブコメ『ペンと手錠と事実婚』コミックス最新5巻リリース

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公開日:2025/4/28

ペンと手錠と事実婚椹木伸一:原作、ガス山タンク:作画/白泉社

 SNSで話題沸騰中の“歳の差”ミステリーラブコメ『ペンと手錠と事実婚』。同作のコミックス最新5巻が、4月28日に発売される。

 2022年より『ヤングアニマル』および「ヤングアニマルWeb」で連載されている『ペンと手錠と事実婚』。40歳の中年刑事・切鮫鋭二(きりさめえいじ)と無口な女子高校生・梔子鶫(くちなしつぐみ)からなる異色のバディが、さまざまな難事件を解決していく物語だ。

 二人が出会ったのは、とある事件現場。たまたま居合わせた鶫に鋭二が事情聴取を行っていたところ、突如としてビルから人が落下して死亡してしまう。捜査では自殺と結論付けられたのだが、鋭二は他殺の可能性を捨てきれないでいた。

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 すると鋭二に対して、スケッチブックで意味深な言葉を伝える鶫。それは事件の真実を掴むための重要なヒントであり、見事に真犯人を逮捕することに成功する。そして一段落がついたと思いきや、鋭二は突然、鶫からプロポーズを受けて――。

 最初は真に受けていなかった鋭二だったが、別の事件でヒントをもらう代償として婚姻届にサインさせられてしまい結婚が成立。40代の刑事が、あろうことか女子高生と同棲……それが明るみに出ることのリスクは計り知れない。とはいえ捜査のためには鶫の協力が不可欠。そうした異色の恋愛模様(?)が同作の魅力となっている。

 また同時に本格的なミステリーを楽しめるのも大きな特徴だ。鶫がスケッチブックに書くヒントは、一見すると事件には関係のない内容。それをもとに鋭二が答えを組み立てて、事件を解決に導くのが一連の流れとなっている。そのため読み進めていけば、きっと不思議な爽快感が味わえるはず。

 紆余曲折を経て名バディとなりつつあった鋭二と鶫だったが、前巻では彼女の後輩に実情を知られたことで同棲およびバディを解消することに。予期せぬ別れを迎えたふたりだったが、コミックス最新5巻にて、ついに同棲およびバディを復活させる。

 今回描かれる事件の現場は、前巻に続き鶫の林間学校先。犯行不可能と思われる驚きの真犯人を名指しする鶫だったが、果たしてその真相とは、そして二人の関係は、この先一体どうなっていくのか……。

 ちなみに同作のキーアイテムといえば、なんといっても鶫が声の代わりに言葉を記すスケッチブック。これなくして物語は成立しないだろう。そんな縁で、今回原作者の椹木と作画担当のガス山の対談記事が、黄色と深緑のデザインでおなじみの「図案スケッチブック」を販売する文具メーカー「マルマン株式会社」による「読む文具」内にて掲載される。

 理外の“スケッチブック対談”で何が語られているのか、気になる人はコミックス最新5巻とともに、こちらもチェックしてみてほしい。

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