日向坂46・平尾帆夏「ひらほーポーズはずっと使っていきたい」 激動の1年間と成長を語る【舞台『サザエさん』インタビュー】
公開日:2025/5/31

日向坂46・四期生の平尾帆夏が、2025年6月5日(木)より東京・明治座で上演される舞台『サザエさん』に出演する。国民的人気作『サザエさん』の“10年後の磯野家”を舞台に描く本作で、平尾はワカメ役を務める。
グループ活動と並行し、演技にも挑戦し続ける彼女に、本作への意気込みに加え、変化の多かったこの1年の活動や、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組への思いなどを語ってもらった。
演技経験を経て四期生に変化「みんな明るくなった」
――3月に上演された四期生の舞台『五等分の花嫁』に続く出演ですね。
平尾帆夏さん(以下、平尾):『五等分の花嫁』の稽古が始まる直前くらいに今回のお話をお聞きして、びっくりしました。もともと坂道グループが好きで、齊藤京子さんや秋元真夏さんが出演されていたのも知っていたので、「まさか自分がそんな大きな舞台に立てるなんて」と、驚きと同時にとってもうれしかったです。
――本作は2019年の舞台の再演で、以前はワカメちゃん役を齊藤京子さんと秋元真夏さんがダブルキャストで演じていましたが、今回は平尾さん1人での出演になります。
平尾:それもすごく驚きで、「また新しい挑戦だから頑張ろう」と、気を引き締めました。今は顔合わせまでにセリフをしっかり入れておかなきゃと、必死に覚えている最中です。

――グループから長期間離れてのお仕事は初めて。現状では稽古前とのことですが、不安や緊張はありますか?(取材は4月下旬に実施)
平尾:めちゃくちゃ緊張しています。あまり人見知りしないタイプで、新しい場所に飛び込むのも好きなんですけど、今回は共演者の皆さんがすごい方ばかりで…。まだ加入して2年半くらいの私がそこに入るのは、やっぱり緊張します。でも、後日、京子さんに連絡したら、「本当に温かい現場だったよ」「困ったことがあったらいつでも相談してね」と言ってくださって。それで少し緊張がほぐれて、楽しみになりました。
――物語は“10年後の磯野家”が舞台で、ワカメちゃんは服飾学校に通う学生という設定です。平尾さんでファッションと言えば…。
平尾:“ひなあい”(日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』)のことですよね(笑)。私服をイジられたこともありますけど、確かに昔はファッションにあまり興味がなかったんです。でも日向坂に入ってからは、少しずつ気をつけるようになって、今はとにかく“マネキン買い”をしています(笑)。
――でも、四期生の番組『もっと!日向坂になりましょう』では褒められてましたよね。
平尾:そうなんです! ちゃんと選べば私はできるんです(笑)。最近でも“ひなあい”でオードリーの春日(俊彰)さんのコーディネートを考える企画にも出て、1番に選ばれました。今回も役づくりの一環として、名誉挽回したいと思っています(笑)。

――昨年からは映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』、舞台『五等分の花嫁』と演技のお仕事が続いていて。舞台『五等分の花嫁』の公演後には、ブログに「今回の舞台は四期生が大きく変わった経験でした」と書かれていましたが、どんな変化があったのでしょう?
平尾:これまで四期生全員でグループ以外のお仕事に行く機会は少なかったんですけど、たくさんの共演者の方やスタッフさんと、一緒にお仕事をさせていただいたことで、お仕事への向き合い方が一人ひとり変わって、みんなすごく明るくなったんです。
もともとおとなしい子や、静かなタイプの子もいるんですけど、役を演じることで、そのキャラクターに引っ張られて明るくなったり、自分の気持ちをしっかり伝えられるようになった子が増えて。四期生みんなの空気感もとてもいい方向に進んだと思います。
――舞台のすぐあとには『6回目のひな誕祭』がありましたが、演技の経験がライブパフォーマンスに活かされた部分もありましたか?
平尾:自分も含めて、歌がみんな変わったと思います。舞台でも歌うシーンがあって、そこで鍛えられて、四期生曲での声量がすごく上がったんです。それに空気感が明るくなったことで、表情もすごく明るくなって。ライブ映像を観返すと、「前よりもみんな生き生きしてる」って感じました。