日向坂46・平尾帆夏「ひらほーポーズはずっと使っていきたい」 激動の1年間と成長を語る【舞台『サザエさん』インタビュー】

音楽

公開日:2025/5/31

『ひら砲らじお』は実家のような存在

――今回の舞台と並行して、14thシングル『Love yourself!』の活動もありますね。表題曲のフォーメーションとしては、平尾さんにとって初の2列目のポジションになります。

平尾:純粋にうれしかったですし、それ以上にフォーメーション発表のあとにはファンの方から「おめでとう」っていう声もたくさんいただいて、本当にありがたかったです。場所がすべてではないと思いますけど、見えやすい位置でパフォーマンスできるのは、ファンの方にも喜んでもらえることだと思うので、いただいた場所でできる限りのことをしたいと思います。シングルの活動期間が舞台とも重なるので、日向坂46の名前をより多くの方に届けられるような役割をしていきたいです。

――今回のシングルからは、五期生という後輩ができて、平尾さんも先輩になりましたね。

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平尾:初めての後輩で、今はまだ一緒に活動する機会は少ないんですけど、これからがとっても楽しみです。私自身、先輩メンバーを見て「かっこいいな」って思い続けているので、友達のように話しやすくて仲良くなれる存在でいながら、仕事の面では、後輩に尊敬してもらえるような人になりたいです。同じ鳥取県出身の(山口)陽世さんとは「鳥取の子はいなかったね」って話しました(笑)。

――最後にレギュラー番組『日向坂46 平尾帆夏のひら砲らじお』についてもお聞きしたくて。スタートから1年半ほどが経ちましたが、この番組は平尾さんにとってどんな存在になっていますか?

平尾:もう今では実家みたいな存在です(笑)。地元の鳥取の話題を発信していることもあって、自分のホームのような存在になりました。最初は一人で話すのが難しかったんですけど、「しっかりしゃべるだけがラジオじゃない」と思えるようになって。最近は自分の話したいことを発信できる場になっているのも大きいなって思います。

――「しっかりしゃべるだけがラジオじゃない」というのは?

平尾:情報を読むだけなら誰でもできますけど、ラジオの面白さって素の部分が見える瞬間だと思うようになったんです。例えば、放送中にお腹が鳴っちゃった回の方が反響が大きかったりして(笑)。そういう肩の力を抜いた放送ができるようになってきました。

――ラジオって人間性が出ますよね。

平尾:松田好花さんのラジオも聴いていて、「普段から話したいことのメモを付けてるんだよ」とアドバイスもいただいて、実践させていただいています。15分間の放送はあっという間なので、もっともっと発信したいですし、いつか深夜に芸人さんとラジオするのも夢です。

――番組タイトルにもなっている“ひらほー”は、加入当初からずっと使い続けていますよね。意外とそういう人って珍しくて。

平尾:そうなんですよ。“ひらほー”って、絶妙なネーミングだったなと思っていて(笑)。あまりにも可愛い系だと、後々やらなくなっていたと思うんですけど、“ひらほー”はちょうどいいんです。

 実は『ひな誕祭』のオープニング映像(Overture)でも、毎年“ひらほー”のポーズを入れていただいていて。これはもう卒業まで、いや、卒業してからもずっと使っていきたいと思っています(笑)。

取材・文=堀タツヤ、撮影=川口宗道

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