美容を意識したら、健康にもつながった!? “美容放置アラ還”は、何から美容を始めたの?【著者インタビュー】
公開日:2025/8/9

仕事に家事に育児に忙しい日々を過ごしている間に、いつの間にかすっかり美容を放置気味だという人は少なくないだろう。だけれども、久しぶりに鏡を見て絶句。「私の容貌こんな風だったっけ」「もうどうすることもできない…」と諦めてしまってはいないだろうか。でも、気付いた時が始めどき。美容には何歳からだって挑戦できる! そう思わせてくれるのがマンガ『美容放置アラ還、体調不良を機に美容オタク娘にメンテ教わる』(堀内三佳/竹書房)。紹介されている美容はどれもとっても簡単。「これならすぐに真似できそう」「ズボラでも続けられそう」――そんな声続出のこのコミックエッセイはどのように生まれたのか。また、日々のケアや年齢を重ねながらケアしていくことについて、作者の堀内三佳さんにお話を伺った。
――本書のタイトルでもある「美容放置」。堀内さんは「美容を放置していた」とのことですが、まず、どういうところから美容を始めたのでしょうか。
堀内三佳さん(以下、堀内):チョコレートを食べるのをやめたら毛穴がキュッと小さくなったので、チョコレートを一切やめたのと、その他の甘いものもちょっと控えたことでしょうか。元々使っていた化粧水も、娘に指摘されるまで気が付かなかったのですが、普通の化粧水じゃなくて「拭き取り化粧水」だったんです。なので、今まで全然保湿ができていなかったことに気づいて、ちゃんと正しい化粧水を塗る、乳液やクリームを塗る、美容液を塗る、そういった基本的な保湿から始めました。あと、昔はハンドクリームも塗っておらず指先が乾燥しすぎて、スマホの指紋認証が開かないことがあったんですが、娘に言われてこまめにハンドクリームを塗るようにしました。やっぱり全然違いますね。今は水仕事をしても、すぐにハンドクリームを塗る習慣ができたので、もう手の乾燥で困ることはなくなりました。「今まで悩んでいたのは何だったんだろう」「怠っていたせいなんだろうな」って思います。
――「美容を意識し始めてよかった」と感じていることはありますか?
堀内:ちょっとした変化も嬉しいですが、一番よかったと思うのは、糖分を控えるようになって、普段から悩んでいた膀胱炎や体調不良がよくなったことですかね。そのままにしていたら、取り返しのつかないところまでいっていたんだろうなと思っていて。悪くなる前に、ちょっとでも手前で気づいてよかったなと思います。
――美容を意識することが健康にもつながったんですね。年を重ねている人が、改めて美容に取り組むことの魅力はどういうところでしょうか。
堀内:諦めちゃったら、どんどんヒドイところまでいっちゃうと思うので、それを止められるのは美容面でも健康面でもいいことかなと思います。あとは、いろんな人と情報共有できるというのも楽しいです。同じ年代の友達を見ていると、美容の情報を欲しがっている人は結構多くいる気がしていて、若い世代の人や同世代の人と、そういう話ができるのは嬉しいですね。
――この本は、どんな人にオススメでしょうか。
堀内:やっぱり、美容を放置しちゃっているお仲間に読んでもらいたいなって思っています。この本をキッカケに、ちょっとでもいいから「美容を始めてみよう」「一緒に頑張ってみよう」と思ってくれたら嬉しいです。そして、この本を読まれた読者の方々と、お互いに情報を共有し合えるようになったらもっといいなと思います。
取材・文=アサトーミナミ
※書籍出版当時の個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。専門情報や個々人の体質・体調に合わせた改善策は、各医療機関等にご確認ください。