これなら即真似できる! 美容放置アラ還が“美容オタクの娘”から学んだ「最低限」のヘアケアは?【著者インタビュー】
公開日:2025/8/11

仕事に家事に育児に忙しい日々を過ごしている間に、いつの間にかすっかり美容を放置気味だという人は少なくないだろう。だけれども、久しぶりに鏡を見て絶句。「私の容貌こんな風だったっけ」「もうどうすることもできない…」と諦めてしまってはいないだろうか。でも、気付いた時が始めどき。美容には何歳からだって挑戦できる! そう思わせてくれるのがマンガ『美容放置アラ還、体調不良を機に美容オタク娘にメンテ教わる』(堀内三佳/竹書房)。紹介されている美容はどれもとっても簡単。「これならすぐに真似できそう」「ズボラでも続けられそう」――そんな声続出のこのコミックエッセイはどのように生まれたのか。また、日々のケアや年齢を重ねながらケアしていくことについて、作者の堀内三佳さんにお話を伺った。
――「美容放置」だったという堀内さんは、本書の中で、美容オタクである次女・ニコさんに教えてもらいながら、美容に取り組んでいきます。この本を読んでいると、ニコさんの美容の知識の豊富さに本当に驚かされます。ニコさんは幼い頃から美容に興味があったんですか。
堀内三佳さん(以下、堀内):小学校の低学年くらいの頃から、大きいメイクボックスを欲しがったりとか、寝る前につけまつげを試してみたりとか、そういうことはしていましたね。大人になった今では本当にしっかりと美容に時間をかけていて、たとえば、会社に行く時でも、出かける前には必ず2時間前には起きて、化粧やヘアメイクをしています。私はいつも出かける20~30分前に起きるのに……。
――本書でも、美容に力を入れているニコさんの姿が印象的です。お風呂後にボディクリームを塗ることを面倒くさがる堀内さんに対し「お肌のことを考えたら、塗らない理由はない」ときっぱり言うなど、その台詞にもハッとさせられます。普段からニコさんは美容のこととなると、堀内さんに鋭い言葉をかけることがあるのでしょうか。
堀内:私が自分の髪の毛を「藁みたいにパサついちゃった」って言うと、「当たり前でしょ、何もしてないんだから」って一蹴されたりだとか、結構普段から厳しいことを言われていますね。
――ニコさんは本当に毎日時間をかけて美容に取り組まれているからこその、その言葉なんでしょうね。
堀内:特に髪にはこだわりを持っている感じがしますね。「若い人なら誰でも髪にツヤがあるから何もしなくてもいいでしょ」と思っていたんですけど、長女と比べてみると、やっぱり違いを感じます。長女も若いから髪にツヤはあるんですけど、若さゆえのツヤと、それをさらに整えた綺麗さとはまた少し違っていて。「あっ、こういうことだったんだ」「毎日オイルやコテで頑張ったりしているだけのことはあるんだな」って思います。
――本書でもニコさんのヘアケアについて描かれています。ニコさんは、髪を洗った後は、ミストタイプのトリートメントをして、セラムを塗った上でドライヤーで乾かして、髪が8割方乾いてきたらオイルを塗って……という風にされているようですが、そのニコさんに影響を受けて、堀内さんもヘアケアには力を入れられているのでしょうか。
堀内:いや、私はやっていないですね(笑)。やっぱりちょっと面倒くさいっていうのがあるし、次女の話す髪の話は高度すぎるんです。たとえば、次女はコテで髪を整えるのが必須なんですよね。旅行に行く時もコテを何本も持っていくと言うので、「いや、旅行中ぐらいいいんじゃない」って私は思っちゃいます。
私の髪のお手入れは、この本にも書いてあるように、パナソニックのナノケアのドライヤーを使うとか、本当に最低限。後は、髪を洗う時は地肌をじっくり洗うようにして、余洗いに時間をかけるとか。そんな最低限だけでも続けられたらと思っています。
取材・文=アサトーミナミ
※書籍出版当時の個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。専門情報や個々人の体質・体調に合わせた改善策は、各医療機関等にご確認ください。