アラ還女性が特に気をつけるべき美容は?元“美容放置”が、普段心がけていること【著者インタビュー】
公開日:2025/8/14

仕事に家事に育児に忙しい日々を過ごしている間に、いつの間にかすっかり美容を放置気味だという人は少なくないだろう。だけれども、久しぶりに鏡を見て絶句。「私の容貌こんな風だったっけ」「もうどうすることもできない…」と諦めてしまってはいないだろうか。でも、気付いた時が始めどき。美容には何歳からだって挑戦できる! そう思わせてくれるのがマンガ『美容放置アラ還、体調不良を機に美容オタク娘にメンテ教わる』(堀内三佳/竹書房)。紹介されている美容はどれもとっても簡単。「これならすぐに真似できそう」「ズボラでも続けられそう」――そんな声続出のこのコミックエッセイはどのように生まれたのか。また、日々のケアや年齢を重ねながらケアしていくことについて、作者の堀内三佳さんにお話を伺った。
――今まで美容を放置気味だったという堀内さんですが、どういう思いから、今、美容に取り組んでいるのでしょうか。
堀内三佳さん(以下、堀内):汚らしい人になっちゃうと、他人にも不快に思われちゃうかなって考えるようになったんです。私は60歳になったんですけど、同年代の男の人を見た時に、「『おじさん』とか『おじいちゃん』っていう感じになっているなぁ」って感じてしまうことがあったんです。でも、「きっと向こうも『おばさん』って思っているんだろうな」と思うと、少しでもそう思われないようにしたいと思いました。同性からもそうです。だから、若い人の「もっと綺麗になるために美容を頑張る」という意識とは違って、「不快感を与えないように」「不潔に思われないように」という思いが強いかもしれません。
――特に気をつけているポイントはありますか。
堀内:この歳になると、髪の毛に自然なツヤがなくなって、何だか藁みたいになってしまって。だから、外出する時は必ずその藁みたいな髪に水分を与えるとか、ムースでちょっと艶を出すとか、そういう風にして気をつけてはいます。
――ちょっと整えるだけでもだいぶ印象が変わりそうですね。
堀内:そうですね。後は、簡単なお出かけの時も、髪は整えて、なるべくラフな格好はしないで、ちょっとおしゃれな格好をして、郵便局とか銀行とかに行くようにしています。そうじゃないと悲惨なことになると思っていて。自分としては戒めというか、それで初めてスタートラインに立てているという感覚なんです。
取材・文=アサトーミナミ
※書籍出版当時の個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。専門情報や個々人の体質・体調に合わせた改善策は、各医療機関等にご確認ください。