美容師さんの引退で美容室迷子…! アラ還女性が歳を重ねたからこそ感じる、髪の悩み・美容室の悩み【著者インタビュー】
公開日:2025/8/15

仕事に家事に育児に忙しい日々を過ごしている間に、いつの間にかすっかり美容を放置気味だという人は少なくないだろう。だけれども、久しぶりに鏡を見て絶句。「私の容貌こんな風だったっけ」「もうどうすることもできない…」と諦めてしまってはいないだろうか。でも、気付いた時が始めどき。美容には何歳からだって挑戦できる! そう思わせてくれるのがマンガ『美容放置アラ還、体調不良を機に美容オタク娘にメンテ教わる』(堀内三佳/竹書房)。紹介されている美容はどれもとっても簡単。「これならすぐに真似できそう」「ズボラでも続けられそう」――そんな声続出のこのコミックエッセイはどのように生まれたのか。また、日々のケアや年齢を重ねながらケアしていくことについて、作者の堀内三佳さんにお話を伺った。
――年齢を重ねるにつれて、美容面に悩みを感じるようになる人は多いと感じます。堀内さんは特にどのようなことに悩んでいますか。
堀内三佳さん(以下、堀内):私は特に髪に悩んでいますね。やっぱりおしゃれな感じに仕上げたいなって思うのですが、懇意にしていた美容師さんが辞めてしまって。話の通じる美容師さんを失ってから、髪型に悩むようになりました。
――歳を重ねている人ほど、美容室迷子・髪型迷子の方は多いのかもしれません。
堀内:もう1~2年、ずっといい美容院を探しているんですけど、なかなか見つからないですね。私は40~50代の頃みたいにスパイラルパーマをくるくるっとかけたいのに、なじみの美容師さんも消え、元々かけていたパーマが世の中の一般的に皆さんがしているスタイルから消えてしまったっていうのもあって、なかなか理想にはたどり着けず……。この前、地元の美容室に仕方なく行ったんですけど、やっぱりそれだと思うようにいきませんでした。
――となると、別のお店を開拓しなければなりませんが、それもまた大変なんですよね。
堀内:それで、娘に「どこの美容院に行ったらいい?」って聞いて探してもらったんですけど、それが新宿にあるお店で。方向音痴なのでちゃんとたどり着けるかどうかちょっと自信がなくて、今行くのを躊躇しているんです。おしゃれなところに行けば、おしゃれになるのは分かっているんですけど、「オシャレなところに自分が行っていいのかな?」っていうハードルがあるんですよね。若い人はどこへでもパッとすぐに行きますけど、「そんなオシャレなところに私が行っていいのかな」って思っちゃって。勇気が出せればいいのになと思います。早く美容院迷子から抜け出したいです……。
取材・文=アサトーミナミ
※書籍出版当時の個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。専門情報や個々人の体質・体調に合わせた改善策は、各医療機関等にご確認ください。