無防備なへそ天で誘惑するキジネコ様→“まさかの展開”? そこに秘められたツンツン猫への愛とは?【著者インタビュー】

マンガ

更新日:2025/10/12

 無防備なへそ天で誘惑するキジネコ様→“まさかの展開”? そこに秘められたツンツン猫への愛とは?

気分が乗った時だけ気ままに甘え、通常モードでは自分の意志を貫き通すのが猫。一緒に暮らしていると、無言の「ネコ圧」に完敗してしまうことも多々ある。

今日もネコ様の圧が強い』(うぐいす歌子/KADOKAWA)は、そうした飼い主の日常や自分ファーストな猫の心理をユーモラスに描いた猫漫画だ。

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言葉を発さず、目力や態度で飼い主を翻弄する「ネコ圧」。本作で作者は、その迫力や魅力をどう描き切ったのだろうか。漫画では知れない秘蔵エピソードと共に、本作に込めた想いをうかがった。

――本作に登場するキジネコ様は他のお宅で暮らされているネコ様がモデルになっているそうですが、収録されているエピソードは、飼い主さんとの実際の日常生活をもとに描かれたのでしょうか。

うぐいす歌子さん(以下、うぐいす歌子):知り合いから聞いた話を組み合わせたり、「このネコさんなら、こういうことを言いそうだな」と考えたりして、わりと自由にフィクションを混ぜながら構成しています。

――キジネコ様さんのように、人間に触られるのが苦手なネコ様は里親さんが決まりにくいこともありますが、うぐいす歌子さんとしては、どんな魅力があると思われていますか。

うぐいす歌子:ツンツンしているネコさんからしか得られない栄養があります。どれだけ通っても、「シャーッ」と威嚇してくださる。それが、どれだけありがたいことか……。私にとっては、需要しかないですね(笑)。

――そういうネコ様が無防備な姿を見せてくれる瞬間も尊いですよね。本作に収録されている、キジネコ様がお腹を見せて誘惑する「見ていいよ」は、まさにツンツンネコ様のかわいさが詰め込まれているエピソードでした。

うぐいす歌子:「見ていいよ」は、個人的にも特に好きな作品です。「見てもいいけれど、お触りはNG」という、キジネコ様の愛らしさを上手く表現できたと思っています。

文・取材=古川諭香

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