腰痛の原因は、腰の使いすぎ!? 腰痛予備軍の著者がスペシャリストから学ぶ、腰ゆるめストレッチのすすめ【書評】
公開日:2025/11/29

年齢を重ねるにつれて、腰に違和感や痛みを感じ始める人は多いだろう。『つらい腰痛がす~っと消える! 1分腰ゆるめストレッチ』(たかツキなほり:著、西良浩一:監修/KADOKAWA)は、腰痛治療のスペシャリストが監修を務め、長年の研究から見えてきた腰痛の原因と、その予防と改善に向けたストレッチをイラストとともに紹介している一冊だ。
監修を務めるのは、徳島大学病院の現病院長・西良浩一氏。プロ野球チームのスポーツドクターを担当し、スポーツ選手の治療も手掛けてきた腰痛のスペシャリストだ。長年腰痛と向き合ってきた西良氏は、作中で「多くの腰痛は運動療法(ストレッチ)で改善・予防できる」と力説する。
腰痛の原因は「腰の使いすぎ」としている。腰は頻繁に動く部位のため、集中的に負担がかかりやすい。そんな腰への負担を減らすため、本書では「胸(胸椎)」「股関節」をほぐすことを推奨している。基本のストレッチと併せて腰を前に曲げると痛む「前屈時痛型」、逆に後ろへ曲げると痛む「後屈時痛型」の2タイプに特化したストレッチも紹介され、今まさに腰痛に悩んでいる人にも参考になるだろう。
人によってはストレッチへのハードルが高く感じる人がいるかもしれない。しかし本作では著者・たかツキなほり氏の体験や率直な感想も交え、各ストレッチのコツを丁寧に教えてくれる。だがいざ実践してもうまく体を動かせなかったり、イラスト通りのポーズができなかったりして気落ちしてしまう人も多いはずだ。そんな初心者がつまずきやすいポイントも、たかツキ氏が「これはどうやるの?」「うまくできない原因は何?」と言語化し、すかさず西良氏が具体的なアドバイスを解説してくれる。
腰痛に関する知識が盛りだくさんの本書は、心配になってきたけどどうすればいいかわからなかった人や、痛みを我慢してきた人などに改善のヒントをくれるかもしれない。
