『じゃあ、あんたが作ってみろよ』のキャラでは竹内涼真演じる勝男がダントツ人気! 読者をイラつかせていた古い価値観に縛られた主人公を応援する声が急増【著者インタビュー】

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公開日:2025/12/15

 夏帆×竹内涼真のW主演のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系火曜22時)。竹内涼真が演じる海老原勝男(えびはらかつお)は、イケメン御曹司で“ハイスペック”ながらも、「男なんだから」「女だったら」と男女の役割について固定観念を持つ男。夏帆が演じる料理上手で勝男に尽くしてくれる鮎美と同棲中で、そろそろ結婚、と夜景が見えるフレンチレストランで完璧なプロポーズをしたのだが…。原作は同名漫画『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(谷口菜津子/ぶんか社)。勝男、そして鮎美の成長と料理を通じて、誰もが自分の中で気づかないうちに築き上げてしまう「普通」を壊してくれる作品として注目を集めている。本作に込められた想いから裏話まで、著者である谷口菜津子さんに話を聞いた。

――勝男の同僚・白崎は古い価値観に囚われない存在ですよね。

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谷口菜津子さん(以下、谷口):白崎は、勝男と対照的な存在が必要だなと思って生まれました。共働きで、家事分担をするにも男女の固定観念に囚われていない男性キャラクターですね。

――同じく勝男の同僚で、勝男を毛嫌いする南川。歯に衣着せぬ感じが私は好きです!

谷口:自分の漫画作りのクセで「ズバズバ本音を言う生意気だけど憎めない女の子」を描いてしまうんです。今回それが出てしまったのが南川ですね。

――なるほど。作中、一番人気のある人物は誰ですか?

谷口:今はやっぱり竹内涼真さんのおかげで、ダントツで勝男が人気です。でも、ドラマが始まる前でも勝男が一番人気ではありました。1巻発売当初は「勝男ムカつく」という声が多かったのですが、じわじわと勝男を応援する声が増えていった印象があります。白崎も意外と人気です。

取材・文=原智香

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