夏帆×竹内涼真のW主演で話題! 原作漫画『じゃあ、あんたが作ってみろよ』もクライマックスに向けて大きく動き出す【著者インタビュー】
公開日:2025/12/17

夏帆×竹内涼真のW主演のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系火曜22時)。竹内涼真が演じる海老原勝男(えびはらかつお)は、イケメン御曹司で“ハイスペック”ながらも、「男なんだから」「女だったら」と男女の役割について固定観念を持つ男。夏帆が演じる料理上手で勝男に尽くしてくれる鮎美と同棲中で、そろそろ結婚、と夜景が見えるフレンチレストランで完璧なプロポーズをしたのだが…。原作は同名漫画『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(谷口菜津子/ぶんか社)。勝男、そして鮎美の成長と料理を通じて、誰もが自分の中で気づかないうちに築き上げてしまう「普通」を壊してくれる作品として注目を集めている。本作に込められた想いから裏話まで、著者である谷口菜津子さんに話を聞いた。
――12月9日に最終回を迎えましたが、ドラマもとても話題を集めています。先生はご覧になっていましたか?
谷口菜津子さん(以下、谷口):イチ視聴者としてすごく楽しく観ています! オリジナルのストーリーも「こんな風に描くんだ!」という楽しさがありますし、自分が考えたセリフを役者さんが言っていると、血が通った感じがして感動します。
――読者からの感想を読む機会はありますか?
谷口:めちゃくちゃ読んでいますし、ファンレターも全て大切に保管しています。漫画を描くこと自体も楽しいですが、感想をいただけることが一番嬉しいです。ファンレターの中で、感想以外に自分の生活のことを書かれている方がいると、その方の生活の一部になれたことがすごく嬉しいなと感じるのでそれを読むのも好きです。
――エゴサーチ(ネット上で自分の名前などで検索すること)もされたりしますか?
谷口:しますね。批判も時々発見するのですが、最近だと「老害」と書かれていたことが衝撃的でした。もちろんショックでしたが、まだ自分は老害じゃないと思っているところがあったんだなと気づき、反省するきっかけになりました。それにそのことを尊敬している年上のイラストレーターの方に話したら「老害」という言葉に対する疑問をお話ししてくださって。新しく考えたい課題ができました。
――12月10日には4巻も発売になりました。今後の見どころについて、お話しできる範囲で教えてください。
谷口:どんどんクライマックスに向かっていく予定です。勝男と父親とのやりとり、鮎美との関係性に注目してもらえると嬉しいです!
取材・文=原智香
