東京ばな奈やでん六豆が激突!「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2025」で全国No.1が決まる

文芸・カルチャー

PR 公開日:2025/12/10

 全国268書店で開催された「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2025」の投票結果が、2025年11月21日に発表された。大激戦となったブロック予選を勝ち抜き、栄えあるグランプリに輝いたのは――。

 このコンテストは、株式会社トーハンが主催するSNS連動型の投票企画。「本屋さんへ足を運ぶきっかけ」をつくりたいという思いからスタートし、地域企業との連携を図りながら、全国の書店を盛り上げる“お祭り”のようなイベントとして企画された。

 コンテストの主役となったブックカバーは、全国各地の特産品メーカー45社とコラボレーションして制作されたもの。銘菓や名品など地域色あふれる図柄がモチーフとなっており、山形県の「でん六豆」や東京都の「東京ばな奈」をはじめ、石川県の「和倉温泉わくたまくん」や三重県の「猫忍者~伊賀流にゃん法~」といったご当地キャラクターまで顔をそろえる。ラインナップは全45種で、イベント期間中には、全国268書店で地域ごとのブックカバーが配布されていた。

 コンテストは「ブロック予選大会」と「グランプリ大会」の2段階で実施され、いずれも公式X(旧Twitter)投稿に寄せられた「いいね数」を投票としてカウントする仕組み。予選は「北海道・東北」「関東」「中部」「東海・近畿」「中四国・九州」の5ブロックに分かれ、各ブロックの1位がグランプリ大会へと進出する。ちなみにグランプリ大会では、SNS投票に加えて、「丸善 丸の内本店」での現地投票も行われた。

 予選を勝ち抜いた「でん六豆」(北海道・東北)、「東京ばな奈」(関東)、「こっこ」(中部)、「鯱もなか」(東海・近畿)、「にしき堂の“生もみじ”」(中四国・九州)のうち、もっとも支持を得た「ご当地おみやげブックカバー」は、北海道・東北ブロック代表の「でん六豆」。キャラクターの「でんちゃん」と山形の魅力が詰めこまれたデザインが評価され、7,447ポイントで見事グランプリに輝いた。

 また、SNSでの「いいね」数1位を獲得した「鯱もなか」は、「SNS得票数1位」を受賞した。

●1位「でん六豆」株式会社でん六

――ブックカバーデザインのモチーフとなった御社の商品について、魅力やアピールポイントをお聞かせください。

「でん六豆」は1956年の発売以来、多くの方に愛されているロングセラー商品。ピーナッツをカリッと香ばしい衣と優しい甘さで包んだこの豆菓子は、「1粒たべたらやめられない!」というキャッチフレーズの通りついつい手が伸びてしまうおいしさです。

 2015年には、山形県産のさくらんぼ「佐藤錦」のピューレと、山形県が誇る米「つや姫」の米粉を使用した「でん六豆さくらんぼ味」も登場しました。かわいらしい見た目と、爽やかな酸味が特徴です。山形にお越しの際は、ぜひお召し上がりください。

――ブックカバーデザインの制作にあたって、こだわったポイントや、苦労した点があればお聞かせください。

「でん六」マスコットキャラクターの「でんちゃん」と看板商品の「でん六豆」を中心に、山形の名所や特産品をぎゅっと詰め込んだデザインにしました。誰かに贈りたくなるような、あたたかみのあるレトロな雰囲気に仕上げています。持ち歩くたびに、山形の魅力を感じてもらえたら嬉しいです。

――(社長、または、ご担当者様に質問です)好きな本や誰かにお勧めしたい本があれば、ご記入ください。

アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス:著、小尾芙佐:訳/早川書房)

 幼児並みの知能しか持たない32歳の青年、チャーリイ。手術を受け、一時的に天才になったことで葛藤する様子が描かれた物語。知能を手に入れたことで知りたくなかった現実も見え始めます。もがき苦しみながら生きる様子は心が痛くなりますが、彼が本来持っていた優しさや純粋さが表れた最後の一文に心を打たれました。

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