PTA役員の仕事を押し付けるママ友を「腕相撲」で打ちのめすスカッと漫画。「ボスママを許すな!」と反響【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2026/1/5

 病院のベッドに横たわった双子の妹の変わり果てた姿――。漫画家・横山了一さんによる『ボスママに徹底的に復讐する話』(KADOKAWA)では、ママ友グループからいじめを受けたママの双子の姉が妹に成り代わり、ボスママへの復讐を企てます。

“族の抗争”を取り入れた力任せな展開、そして友情・努力による勝利にスカッとしつつ、ドキッとさせられるのはママ友グループによるリアルな嫌がらせ。じつは、実際に存在したというママ友グループがモデルになっているそうです。横山さんが伝え聞いた陰湿ないじめの実態とは? 本稿では、本作の制作裏話をはじめ、ママ友付き合いの難しさや、横山さんが経験したパパ友経験談などについてインタビュー。妻で漫画家の加藤マユミさんも時々登場!

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――本作を配信してから、どんな反応がありましたか?

横山了一さん(以下、横山):同じような時期に書いていた『どちらかの家庭が崩壊する漫画』という家庭不和の話よりは、反応が少なかった記憶があります。僕としては頑張っていたんですけどね。 XよりもInstagramのほうがウケが良かったので、主婦の方が多く読んでくれた印象があります。

――どんな感想が多いですか?

横山:率直な感想が多いです。「ツバキみたいなボスママを許すな」とか。主人公のリゼを応援する人が多いので、最初のボスママだったノバラがリゼの味方になった時は「実はいい人なんだ」という感想もありました。

――嫌がらせの話がリアルなので「実話ですか?」と気になっている読者もいたようですね。

横山:たしかに、ベースに実話が混じっているので、リアルさを感じてくれた読者はいたかもしれません。双子が入れ替わるところはフィクションなので、ここに現実味はないと思いますけど。

――主人公のリゼは竹を割ったようなさっぱりとした人で、どんどん仲間を増やすあたりに義理と人情を感じます。どのようにキャラを作り上げたのでしょうか。

横山:ママ友同士のバトルって、実際にはスッキリ終わることがあまりないですよね。だから何もわからない部外者みたいな人がグループを掻き乱していくような構図を考えました。子育てをしたこともないし、ある意味、常識もよくわからないような人が、被害者の妹と勝手に入れ替わってしまうという。

――その掻き乱し方も、腕相撲でどうにかしようとするという。平和ですよね(笑)。

横山:PTA役員の仕事ってみんな面倒がるじゃないですか。じゃんけんやくじ引きで決めることが多いけど、ヤンキーっぽく力任せで決まっていったら面白いかなと。ただ、力任せの解決も序盤だけ。後半は力任せというより、友情・努力で勝利を勝ち取るような構図になりました。

取材・文=吉田あき

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