「法律は私」という母に対し、父が猛アプローチ。両親のなれそめを描いた漫画が大反響!【著者インタビュー】
公開日:2026/1/21

つい言い過ぎてしまったり、わかってくれているだろうと勝手に判断して伝えることを怠ってしまったり…。近い存在だからこそ、曖昧になってしまいがちな家族の距離感。そんな時、「これくらいがちょうどいいのかも」とお手本になるのが、漫画家・小林潤奈さんによるエッセイ漫画『小林一家は今日も「ま、いっか!」』(主婦の友社)です。
本書に描かれているのは、読んでいるうちに毎日のモヤモヤが吹っ飛んでしまうような、とにかく明るい小林一家の日常。ひとたび本を開けば彼らのファンに。そんな人たちが続出している1冊なんです。本書に込めた思いや家族との思い出など、著者の小林潤奈さんに伺いました。本書の裏話や小林一家の爆笑エピソードにも注目を!
――「両親のなれそめ」というエピソードは、LINEマンガのコンテストで異例の特別賞を受賞したこともあるエピソード。お父さんに全く興味がなかったお母さんですが、お父さんの努力のおかげで、結婚まで至ったそうですね。
「法律は私」と言っていたお母さん。最初の頃のデートで、遅刻したお母さんがお父さんに渡したメモを、お父さんは今でも保管していたそうですが…。
小林潤奈さん(以下、小林):ずっと大事に取っていたみたいで。見せてくれている時、お母さんは後ろで「気持ち悪い」と言ってました(笑)。
――漫画によると、普段のお父さんはお母さんからよく怒られているそうですね。「パジャマ片付けて」など、いろいろ…。
小林:基本的には仲がよく、ずっと喋っていて、最後にお父さんが怒られるというパターン。なので、ずっと怒られていますが、本人はお喋りしてくれてるって思ってるみたいです。一度お父さんに「へこたれないの?」って聞いたら、「無視されるのがいちばんつらい」と言っていて。お母さんが喋りかけてくれるだけで嬉しいみたいです。
ワンちゃんのイベントにふたりで出かけることもありますし、お父さんは、お母さんが笑っていると嬉しいみたいですね。絆が強くて、あのふたりは完全にチームだなと思います。
――お母さんが、飲食店のガラスケースを見すぎて頭をぶつけちゃった人のもとに駆け寄り、一緒に笑ってあげる…というエピソードでは、こんなに人の気持ちを想像して動ける人はそうそういないのでは、と感じました。
小林:頭ぶつけちゃって恥ずかしかった思い出ではなく、一緒に笑ってくれた人がいて楽しかったっていう、その後の思い出を作ってあげられる人。そうすると、悲しかったことが結果ではなく過程になるんです。お父さんが仕事で大変な時も、お父さんの好きなイカ天を作って待っていて。お父さんはきっと、大変だったけどイカ天があって嬉しかったっていう思い出になっていると思います。自分がやっと少し落ち着ける年齢になって、お母さんがくれた愛情をジワジワ感じますね。
取材・文=吉田あき
