新作TVアニメ放映開始の不朽の名作!人を殺さない信念を貫く、災害指定された最強ガンマンの物語『トライガン』
PR 公開日:2026/1/10

不朽の名作が、ヴァッシュ・ザ・スタンピードが、再びやってくる!
『トライガン』(内藤泰弘/少年画報社)は、1995年から2007年にかけて連載され、全世界で愛読されている大ヒットSFガンアクションコミックだ。
血沸き肉躍る大胆な構図とアクションの描写、ハイセンスなデザイン、オリジナリティのある世界観と設定、シリアスとユーモアが絶妙なバランスの雰囲気と魅力は満載。同じく大ヒット作の『血界戦線』(集英社)シリーズを連載している内藤泰弘氏の原点とも言うべき作品である。
そんな本作が2023年に新生・トライガンとして美しい3DCGでアニメ化された『TRIGUN STAMPEDE』の完結編が、2026年1月からTVアニメ『TRIGUN STARGAZE』として1月10日(土)より放送開始になる。
ここでは、改めて注目を集めている名作シリーズの原点“オリジナル”の『トライガン』を紹介したい。全2巻と手に取りやすいボリュームなので、この記事で興味をもった方はぜひチェックしてみてほしい。
災害指定された最強のガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード

舞台は惑星・ノーマンズランド。砂漠が広がるこの苛烈な環境の星に地球を脱して何とかたどり着いた人類は、生体ユニット「プラント」という、森羅万象を物理法則を超えて生み出す独立生産機能により生き延びていた。
主人公はノーマンズランド史上最悪とされる指名手配犯だ。それが赤いコートに逆立てた金髪のガンマン、人呼んで“ヒューマノイドタイフーン”ヴァッシュ・ザ・スタンピードである。
ヴァッシュは大都市ジュライを消滅させた「ロスト・ジュライ」事件を引き起こした犯人とされていたが、政府に「賞金をかけられるような存在ではない」と“災害”に指定されるにいたる。賞金首ではなくなった(賞金は失効)ものの、ヴァッシュの行く先々ではトラブルが尽きない。まさに“嵐”のように周囲を巻き込んでいくのだ。そこには理不尽すぎる暴力や悪が存在し、ヴァッシュの前に立ちふさがる。

だが彼にとって、そのほとんどが敵ではない。ヴァッシュは二つ名の通り、台風のように全てをなぎ倒してしまう。しかも敵を一人も“殺さずに”だ。
チートな主人公によるガンアクションバトルは、単純に痛快でスカッと気持ちよく読める。未読の方はこれをぜひ体感してもらいたい。読めばきっと、キャラクターと物語の深さにハマるはずだ。
“命を奪わない”信念を貫くヴァッシュという男。その秘密と目的とは?
ヴァッシュの起こす災害級の損害を調査する保険会社の女性コンビ・メリルとミリィは、実際会った彼は決して凶悪な賞金首ではないと知る。

確かにその強さは人間離れしており、抜き撃ちの速さは並のガンマンの追随を許さず賞金稼ぎたちは手も足も出ない。だが彼は性格が明るく、信じられないほどのお人好しで、前述の通り味方はもちろん「何人も死なせて何人も裏切ってきた」敵であっても、絶対に命を奪わないと決めている。



ヴァッシュは「優しい」という単語で片付けるには複雑だ。彼は殺意をもった本気の敵とも急所を外して撃ち合う。おまけに“しくじって”命中させてしまうと、戦闘中に敵の手当てを行うのだ。ヴァッシュは「殺さない」という信念を貫くために、自分の命をたやすく投げ出すようにさえみえる。彼は苦悩する。優しいだけでも強いだけでもだめだと理解しているからだ。しかし、だからこそ彼は魅力的なのである。ヴァッシュがここまで人の命にこだわる理由、そのキーになる女性の物語は少しずつ語られていく。
荒廃したこの世界で、明らかに浮いている「平和主義者」のヴァッシュが、本当に街を消し大量殺戮を起こしたのだろうか。彼の秘密と目的が明らかになるとき、いよいよ本当の戦いが始まるのだ。
あなたは全2巻を読み終わったとき、本作が大いなる物語の序章だったと知る。ぜひ、そのまま続編『トライガンマキシマム』を手に取って、ヴァッシュと仲間たちの旅を見届けてほしい。
新作アニメが製作され令和に再び盛り上がりをみせるトライガンワールドを、この機会に原点から楽しんでみてほしい。
文=古林恭
